俳優・古川雄大(26)、戸谷公人(23)、滝口幸広(28)、中島愛里(22)、平埜生成(20)、小原春香(25)が3日夜、東京・オーディトリウム渋谷で映画『Work Shop』(監督:千葉誠治/配給:ノース・シーケーワイ)初日舞台あいさつを開き千葉監督(48)とともに登場した。

 主催者不明のワークショップに参加した20人の俳優志望者が廃墟に監禁されたことから話が始まる。司会者(古川)から銃で脅され、芝居でうまく答えを導き出せない者は次々と射殺されるという極限状態のなか、5人の俳優が生き残る。うまくアドリブ芝居で切り抜けながらこの“ワークショップ”の本質に迫っていくのだが、その結末は意外なもので…。

 今年の1月に撮影し、ついに公開初日を迎えた同作に古川は、「早くこの作品を観て頂きたいという気持ちでいっぱいでした。僕は観て引きこまれたのでみなさんも感じるものがあったら嬉しいです」と、あいさつ。

 撮影中に苦労したことについて古川は、「時間が短かったですよね。実質3日間くらいで、あとは寒さとの戦いでした。トイレがなくてみんな困りました」と、しみじみ。

 ここまでは真面目だった舞台あいさつだが、その後、古川が滝口に話題を投げっぱなしにしてからはなぜかことあるごとに、滝口に話題を無茶振るという展開に。中島や戸谷が好きなシーンを挙げつつも、その結論を滝口に投げたりと、主演の古川そっちのけで話が進むというゆるい感じの雰囲気になり、これに古川も「(滝口が)マイク返してくれないから喋れなんですよ」と悪ノリで、場内を爆笑させることに。

 そこで、本作で映画初出演という小原が、「撮影で印象的に残っているのがあって、東京で大雪が降った日だったんですけど、滝口さんが帰った後にみんなのために寒いからと手袋を人数分買って持っていってプレゼントしたんですよ」というほんわかしたエピソードで滝口に助け舟を出す。しかし、中島が「でも、みんな手袋置いて帰ったよね」と、オチをつけると、全員爆笑。その事態がなぜ発覚したかについては、プロデューサーから手袋を忘れていると滝口が呼び出され、そのときに「6つ手袋が置いてあって、あいつら~と思って」と、悔しげに語っていた。

 最後に古川から「たくさん魅力がある作品ですのでよろしくお願いします」と呼びかけた、映画『Work Shop』は3日よりオーディトリウム渋谷にて1週間限定で公開中!

[画像]

[画像]

古川雄大(右)がしゃべらなかったのは滝口幸広がマイクを離さないせい!?