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中国からマスク1000万枚到着

4月27日ドイツザクセン州にあるライプツィヒ空港に1台の輸送機が到着し、その周りには多くの報道陣らが集まっていた。

ドイツ各局のカメラマンやレポーターがその輸送機を取材を行っていたようだが、この輸送機に何があったのだろうか。

しばらくすると輸送機が開き輸送されてきた物が姿を見せる。それは中国から空輸されてきた1000万枚のマスクだった。輸送機の名は世界で最も大きな貨物のアントノフAn-225」で1000万枚を一度に運んできたという。

マスクを中国から受け入れた女性はドイツの国防長官であるアンネグレート・クランプ=カレンバウアーだ。

・「特別な日」と各局お祝いムード

ドイツのニュース専門チャンネルは、輸送機が到着して国防長官がマスクを迎える場面をずっと生中継した。国防長官は、輸送機のドアが開かれるのを待ち、直接の中に入っマスクを調べた。

国防長官は「私に今日は非常に特別な日」と取材陣に語った。「NATOの国々と結んだ契約を介してアントノフのような大きな貨物機を利用して、中国様からマスク1000万枚を空輸することができた」と彼女は説明した。

「もともとはアフガニスタンなどの作戦地域で大型の機器を輸送するために使う貨物機を、ドイツで今すぐ必要とするマスクを大量輸送するために使用することになり、非常に有り難く思っている」と語った。国防長官は、今回のマスクと合わせて、計2500万枚のマスクを、中国から輸送すると述べた。

・奪われたマスク

ドイツは3Mからも医療用マスクを送って欲しいと要請していたが、タイのバンコクでマスクが突如アメリカに向かうという事件が起きた。3M側は「ドイツからドイツの注文を受けた覚えが無い」と言い訳をしているが、奪われたマスクを取り戻す手段は無かった。

ドイツ新型コロナウィルスの累計感染者は15万8000人、約6000人が死亡している。

中国からマスク1000万枚到着