現在発売中の全9作を収めた「スカイウォーカー・サーガ 4K UHD コンプリートBOX」には、既発パッケージの特典に数々の貴重映像を追加。『スカイウォーカーの夜明け』を含めた特典から驚きのエピソードを集めた。
【写真を見る】『クローンの攻撃』。「スカイウォーカー・サーガ 4K UHD コンプリートBOX」の特典がすごすぎ!
■ スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(99)
■ 『スター・ウォーズ』世界をつくったダグ・チャンのデザイン5原則
「ダグ・チャンの回想」では、彼がルーカスとの仕事で発見したデザイン5原則を説明。シルエット、瞬時に判断する3秒ルール、個性、信憑性、マニア的要素が揃えば力強いデザインになると力説。
■ 最終オーディションはアナキンとパドメの初対面シーンだった
アナキン役の最終オーディション風景が「メイキング・オブ・エピソード1」に。相手役はナタリー・ポートマン。ジェイク・ロイドら候補者3人が、「天使なの?」の名ゼリフがあるシーンを演じた。
■ 乗っていた潜水艇が滝に転落!クワイ=ガン&オビ=ワン危機一髪
クワイ=ガン&オビ=ワンらが乗った潜水艇が滝に落ちていく未公開シーンの「滝のシークエンス」はスリル満点。クワイ=ガンがワイヤーを対岸に張り、間一髪助かるというアクション場面だ。
■ スター・デストロイヤーの音はエアコン稼働音から生まれた!!
音響効果のベン・バートとマシュー・ウッドによるサウンド解説が「宇宙のサウンド」。スター・デストロイヤーの音は、偶然バートが泊まったホテルのエアコンの音だったことも明かされる。
■ ダース・ベイダーの胸当てヘルメットはルーカスの好きな侍風
「衣装の秘密」では、衣装保管庫の責任者のJW・リンズラーが裏話を披露。ダース・ベイダーの衣装は風に乗ってマントを翻す闇の魔王のイメージ。胸当てとヘルメットはルーカスの好きな侍風に。
■ アナキンとパドメの愛の始まり!?パドメの実家で恋愛ものの王道展開
パドメの実家をアナキン(クリステンセン)が警護で訪れる未公開シーンの「パドメの実家」。家族は「初めて恋人を連れて来た」と彼を歓迎。「ただの友達」と彼女は否定するが、まんざらでもなく…。
■ スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(05)
■ ルーカスの初稿脚本ではルークはインディ・ジョーンズ!?
エピソード4の初稿脚本を基にコミック本を執筆したライターによるメイキングが「明かされた秘話」。初稿ではハン・ソロが宇宙人、ルークがインディ・ジョーンズ的な人物だったことを明かす。
「ホログラム&NG集」は、エピソード4で撮影されたレイアのホログラム映像の最初の編集映像と、エピソード4のNG集。NGの瞬間、ハリソン・フォードがマイクを口に入れるシーンも収める。
■ クライマックスの師弟対決場面はスピルバーグも協力
火山惑星ムスタファーでのオビ=ワン&アナキン師弟対決シーンの秘密が「メイキング・オブ・エピソード3」に満載。プレビズ映像をスティーヴン・スピルバーグが手伝ったことも判明する。
■ スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(77)
■ ミレニアム・ファルコンのデザインは全くの別物だった
第2班監督2人の対談が「宇宙(ユニバース)の創造」。当初、レイアが乗る宇宙船がミレニアム・ファルコンだった。TV『スペース1999』に登場した船が似ていたため変更したと語られる。
■ 『ミクロキッズ』のジョンストン監督をルーカスが陰でサポート
(「宇宙(ユニバース)の創造★」より)第2班監督ジョー・ジョンストンはエピソード6完成後、ルーカスのもとを離れて大学で映画を学び、89年に『ミクロキッズ』を初監督。彼を映画会社に売り込んだのはルーカスだった。
■ ストームトルーパーの銃の撃ち方が同じ理由は…
(「武器&初代ライトセーバー」より)ストームトルーパーが使う銃はスターリング・サブマシンガンを改造。ただし改造したマシンガンが左利き用だったため、エピソード4のトルーパーは全員左利きに。
■ スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(80)
■ 約40年ぶりに発掘された1975~78年のインタビュー
「失われていたインタビュー」は、「撮影前夜にバスタブでセリフを確認するのが習慣」と語るフィッシャー、フォード、C-3PO役のダニエルズ、音楽のジョン・ウィリアムズの4人を収録。
マット・ペイント監修が語る製作秘話「マット・ペイントの秘密」。エピソード6でパルパティーンが第2デス・スターを訪問した際に並ぶトルーパー軍団の半分は、背景画で描かれたものだった。
■ 『キング・コング』から発想したAT-AT登場シーン
「デニス・ミューレン:ウォーカーはどのようにして歩いているのか★」で、33年版『キング・コング』を観て、AT-AT登場シーンをストップモーション・アニメーションにしたことを彼が告白。「カクカクした動きがマシンっぽい」とも。
■ スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(83)
■ 伝説のモンスター・チェスのアイデアはフィル・ティペット
「視覚効果の世界」は、視覚効果担当4人の座談会。フィル・ティペットは「ストップモーション用のパペットを所有していたことが(エピソード4の)モンスター・チェスのヒントになった」と説明する。
■ 視覚効果に革命を起こしたエピソード5の空撮ショット
同じく「視覚効果~」で、デニス・ミューレンが思い出深い視覚効果シーンに挙げたのは、エピソード5の雪原をトーントーンが走る空撮ショット。世界最高レベルのトラッキング撮影だった。
■ 音響効果の天才バートがC-3POの歩く音を解説
(「ベン・バートの音響」より)金属製の製氷皿を振ってC-3POの歩く音を表現し、ダイビングのレギュレーターでダース・ベイダーの呼吸音を表現。マイクをバルブの中に押し込んで録音した。
■ スター・ウォーズ/フォースの覚醒(15)
■ 主要キャストが勢揃いした台本読み合わせ
「メイキング・オブ・フォースの覚醒(全4章)」「素晴らしい共演者たち」には、貴重な台本読み合わせ風景が収録。通常、ト書き部分は監督が読むが、「全体を把握したい」という監督の要望で、マーク・ハミルが代役を務めた。
■ フィン役の最終テストでリドリーがボイエガに嘘?
(「デイジー・リドリーとジョン・ボイエガの挑戦」より)フィン役の最終テストの相手はリドリー。ボイエガには彼女がレイ役ということは隠されたが、それを後で知った彼は「彼女にだまされた!」。
■ BB-8の初期デザインには羽があった!
古典的なC-3POとR2-D2に対して斬新な見た目にしたかったと「BB-8の秘密」で監督が説明。最初は頭に宙に浮く羽があるものや細長、ずんぐり型もあった。
■ 治療中のフィンが目覚める別オープニング
未公開シーン「もうひとつのオープニング」は冒頭クレジットの後、フィンが目覚める場面に。監督のセンスが光るシーンだったが「本題にすぐ入るべき」と監督が思い直しカットされた。
■ さらばキャリー・フィッシャー最後の撮影風景
「完成までの軌跡」には本作撮影後に死去したフィッシャーの撮影風景も。「まさか遺作になるとは」と監督。「これが私の最高傑作よ」という彼女の言葉が涙を誘う。
「ルークはなぜ姿を消したのか。納得できる理由を考えることから始めた」と「コンセプトを語る」で監督。辿り着いた答えが“ジェダイとシスは表裏一体”だった。
■ スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(19)
■ 新ドロイドD-Oの声はJ・J自らが担当
(「オーチの船にて」より)D-Oは形はシンプルだが色々な色を使うというコンセプトで10回以上の変更を行い、現在の形になった。性格はJ・Jそのもので声も彼が当てた。
■ レイアとの別れはアイザックの提案
レジスタンスの象徴だったレイアにポーが別れを告げるシーンはアイザックのアイデアと「スカイウォーカーの遺産」で判明。当初は脚本になかったが、レイアとの関係を考え抜いた彼がJ・Jに提案した。
■ レイアの登場シーンは『フォースの覚醒』から
「スカイウォーカーの遺産」。フィッシャーの死去でレイア登場シーンは『フォースの覚醒』のフッテージ映像を利用。新3部作に全作出演した彼女の娘ビリー・ロードも協力。(Movie Walker・【DVD&動画配信でーた編集部】)
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