お笑いコンビ・ナインティナイン岡村隆史が、4月30日深夜放送のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、前週放送の自身の発言について「大変な失言だった」と語り謝罪した。ネット上では「岡村さんは批判した人の気持ちをきちんと理解して、真摯に受け止めて反省している」と評価する声と、「アレは失言でなく偽りのない本音。謝罪してもダメージ消えないと思う」と厳しい声に分かれているようだ。

岡村隆史4月23日深夜放送のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、新型コロナウイルス感染拡大を受けて女性の収入が減り「コロナが明けたら美人さんがお嬢(風俗嬢)やります」などと発言し、ネットで批判の声が相次いだ。この発言についてニッポン放送は27日、番組のホームページで「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言がございました」などと謝罪。岡村隆史が所属する吉本興業も公式サイトで29日、「現下の新型コロナ禍で仕事に対する不安を覚えている方々に不快な思いをさせてしまう不適切な発言と考えており、本人と面談致しましたが、岡村自身発言を深く反省しております」と謝罪文を掲載。併せて岡村本人も公式に謝罪の意を示し、30日放送の同番組内で改めて自ら説明すると伝えていた。

同番組では「たくさんの人たち、特に女性の皆さんに不快感を与えたことについて、まずは心から謝罪させていただきます。本当に申し訳ございませんでした」と、3分半に渡り謝罪した岡村。そして「コロナウイルス緊急事態宣言が日本全国に出されている状況で、リスナーの人もそうでない人も多くの人が不自由な生活、苦しい状況にある中で大変失礼な発言をしてしまいました」、「今コロナをはじめ、経済的な問題で生活が苦しくてやむを得ず風俗業につくことに、理解や想像力を欠く発言をしてしまいました」と改めて自分の発言を聞き直し、深く反省していることを説明した。

放送後「リスナーありきのラジオ番組なんだから、これからも岡村を支えればいい」「これを禊として、来週から今まで通りの明るく楽しく面白いラジオをしてほしい!」「岡村さん来週から気持ち切り替えて頑張って下さい、ハガキ職人達のためにも」など岡村への変わらぬエールを送るリスナーが多い一方で、彼がMCを務める『チコちゃんに叱られる!』(NHK総合)の降板を求めるインターネット上の署名活動が8千人を超える賛同者を集めるなど、騒動が収まる気配は感じられない。

この岡村の苦況を救って欲しいという声が、吉本の先輩芸人らのSNSやYouTubeのコメント欄に寄せられている。『松本人志 (matsu_bouzu) ツイッター』には「4/30岡村さんのann聴きましたか? 感想聞きたいです。 ワイドナで聞けないかもなので…」、「岡村くんを擁護してください! こんなクレームで岡村くんがまた心を病まないように吉本全体で守ってあげてほしい」、「岡村さん助けてあげてください ナインティナインを助けてあげてください お願いします!」。YouTube『東野幸治の幻ラジオ』には「旅猿大好きなので…ラジオと関係ないことですみませんが、東野さん、岡村さんのことよろしく頼みます」「『幻ラジオ』でナイナイ岡村さんを励ます企画をやって下さい。だいぶヘコんでいるようです」と、岡村ファンからのSOSが見受けられる。
(TechinsightJapan編集部 みやび

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