3月6日に公開され、現在、期間限定でストリーミング配信中の映画「Fukushima 50」(フクシマフィフティ)の、本編冒頭の映像が7分ノーカットで、5月1日に期間限定で解禁された。

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2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災発生。それによる福島第一原発事故。全世界が震撼した原発事故の関係者90人以上への取材を基につづられたジャーナリストの門田隆将のノンフィクション作品「死の淵を見た男 吉田昌郎福島第一原発」(角川文庫刊)が原作。

公開された映像は、震度6強の地震が襲う衝撃的なシーンから始まる。すさまじい揺れに、スクラム(緊急停止)をした福島第一原発。中央制御室では、佐藤浩市演じる伊崎利夫当直長が安全確認の指揮をとり、また渡辺謙演じる吉田昌郎所長は、周囲の安否を確認しながら緊急時対策室入りをした。

海底の岩盤が大きく割れ、その衝撃で大きくうねる海。現地では、大津波警報が出ているというが、海抜10メートル以上に位置する原発内では、津波が到達することなど誰もが想像していなかった。

しかし、屋外にいた作業員たちが目にしたのは、10メートルを超える大津波福島第一原子力発電所が飲まれていく光景であった――。

この後、ステーションブラックアウト(全電源喪失)、そしてメルトダウン(炉心溶融)という、史上最悪の原発事故へとつながっていく様子が、7分には映しだされている。(ザテレビジョン

冒頭ノーカット7分の映像が解禁された映画「Fukushima 50」