志賀廣太郎さんが4月20日に亡くなられたという一報が入ってきたのは、30日でした。

テレビドラマでは「アンフェア」「3匹のおっさん」「リバース」「陸王」「ハゲタカ」など。映画では「沈まぬ太陽」「ハゲタカ」(映画版)「麒麟の翼」など数多くの出作品がある名バイプレーヤーです。その存在を惜しむ声が俳優や業界関係者たちから多く寄せられています。

画面越しに見る志賀廣太郎さんは、大人しくつつましやかなイメージですが、まだ売れる前の志賀さんを知る舞台女優はこう語ります。

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イメージ通りの穏やかな優しい人でした。私が、一緒に飲んだり遊んだりしていたのは、志賀さんが売れる前の、まだ養成所や大学で教えてた頃です。私は新宿に住んでいたので、養成所のあった高田馬場で飲んだ後、うちが飲み足りない人の溜まり場になってる時もあって、朝バイトに行こうと起きると志賀さんが床に転がってた時もありました。それくらい、お酒好きでしたね。特に教訓めいたことを言う印象もなく、隅でニコニコ笑って飲んでた感じです。

まあ、その頃は熱い連中が多かったので。でも芝居や映画の話は沢山しましたね。その頃に『青年団』を観に来いと言うから行きました。

ちょっとショック受けました。熱くて、唾が飛んできそうな舞台が当時は主流だったのに『静か』『後ろを向いて台詞を言う』『一度に何ヵ所でも喋ってる』という劇だったんです。

こんな舞台は観たことなくて『センセー、凄いね。こんなの初めて観た。映画観てるみたいだった』って興奮ぎみに言ったら、『そうですか、じゃあまた観に来てください』ってさらっと言って……。こんな感じの人でした。

それから事務所を辞めてからもお芝居は観に行っていたんです。同じ映画に出たことがあって、志賀さんの撮影が前日で次の日が私だったんです。『主演の役者が体調悪いから気遣ってあげてね』というようなメールが来ました。優しいなって思ったの覚えてます」

穏やかでイメージ通りの志賀さんです。

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「志賀さんが売れてからも相変わらず、芝居を観に行って飲んだりしました。ゴールデン街にもフラッと寄ってくれたりしましたね。あ、売れてからも、その養成所の仲間が未だに集まる忘年会とか、必ず顔をだしてくれてました。倒れるまでは……」

新宿歌舞伎町ゴールデン街マスコミや映画人、劇団員が集まって酒を飲みながら、時には熱く語る場所として知られています。外国人旅行者にも人気スポットです(現在はコロナ禍でほぼ休業状態)。

そんな志賀さんですが、

「エイプリフールに必ずみんなに来るメールがあったんです」(前出・女優)

編集部にも届けて頂いたのですが、私信なので紹介は出来ません。が、ウィットにとんだ内容で、2019年4月1日までは送っていたようです。

大体を要約すると、

「私にとりましても正に青天の霹靂でした。私に娘がおりました」
「永いこと行方不明だった弟が見つかりました」
「どなたか、飼っているペットを引き取ってくださる方はおられますまいか」

といった書き出しの後は壮大な物語…という手紙でした。手紙とともに芸者や屋台の大将や得体のしれない動物に扮した志賀さんのコスプレの写真がそえられていました。

「お茶目さんな面もありました(笑)」(前出・女優)

志賀さんのご冥福をお祈り申し上げます。(文◎編集部)

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志賀さんが訪れていたゴールデン街(写真・編集部)。