こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントです。

昔は、オタク趣味はモテないし隠す方が主流でした。しかし、現在オタクはマイノリティではありません。「オタク」の婚活事情や、婚活する上での注意点などをお話しします。

「漫画が好き」は書くべき?隠すべき?

婚活支援サービス パートナーエージェントが2019年に10~39歳の独身男女1,500人を対象に行った調査によると、10代で72.0%、20代で65.2%、30代で54.2%が自分のことを「オタク」と思っております。

オタクだとしても引かれることはないのです。さらに「オタク趣味がある人と交際・結婚できますか?」という質問にたいして、10代の46.2%、20代の49.0%、30代の42.6%が交際も結婚もできると回答しております。

現代においてオタクであることは隠すことではないのかもしれません。しかし、何か夢中になれる趣味があることはマイナスではありませんが、オタクだから結婚できるわけではありません。

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オタク趣味をプロフィールに書くときの注意点

オタクで一番多いのがアニメ、漫画です。趣味に「アニメ」「漫画」だけしか書いていない方もいるのですが、デートで「一緒に漫画を読もう」とはなりません。

初デートはだいたい食事やお茶です。2回目のデートだと水族館や街歩きなどお出かけすることもあるでしょう。しかし、オタクの方のプロフィールにはどんな食べ物が好きなのか、どんなデートが楽しめるのかなどが全く分からないことが多いのです。

どんなデートがしたいのか、デートを誘うきっかけになりそうなことも書きましょう。例えば「趣味は漫画で『キングダム』『鬼滅の刃』などが好きです。あと出かけるのも好きで神楽坂とか日本橋、川越、鎌倉など古い建物が多い街を散歩するのが好きです。一緒におでかけできたらいいですね。好きな食べ物は、中華で特に麻婆豆腐が好きです」

と書いてあれば、一緒にどんなデートができるか思い浮かべやすいですよね。交際前の男女が楽しむデートプランを思い浮かべやすいプロフィールかどうか客観的に見直しましょう。こういう相手の立場に立った気配りのできないオタクは選ばれません。オタク趣味だからではなく、気配り不足が原因です。

ジャンルによっては隠した方がいい

異性からの印象があまりよくない趣味は隠した方が良いでしょう。
女性でいえば、ジャニーズ」「BL」などです。男性でも「声優」「アイドル」が好きな方はあえて言う必要はありません。

観賞用、趣味と割り切っていたとしても、ジャニーズが好きという女性にアプローチする男性はいません。顔、ダンス、トーク、サービス精神、すべてにおいて一般男性なんてかなわないでしょう。

あなたが女性ならば婚活で「好きなタイプは白石麻衣です」という男性がいたら、気持ち悪いと思うでしょう。

好きであることを辞める必要はないのですが、相手の立場に立った話題選びのできない人はモテません。

趣味につぎ込むお金、時間、エネルギーが多すぎると対象外

ハイキングなどのアウトドア趣味をお持ちの女性が、同じような山好き男性と知り合いました。初めは共通の趣味をきっかけに親しくなったのです。初デートでハイキングに行きました。

しかし、次のデートがなかなか成立しません。相手の男性は「来週は八ヶ岳に行くから」「再来週は南アルプスに行く」と初夏から冬まで週末はどこかに登っているのです。たまたま地上にいる週末があっても、彼女にも予定がありますので毎回合わせられるわけではありません。

彼女も山が好きなので、その山に行くまでの交通費やザック、靴などがどれぐらいするのかだいたいわかります。「この人は趣味にお金をかけすぎていて、この人との生活は無理だな」と思って関わるのをやめたそうです。

共通の趣味であってものめり込みすぎていれば、相手から理解されないのです。結婚してもしかしたら子どもが生まれるかもしれません。あまりにも趣味にエネルギーを注ぎすぎている場合、結婚したいのならその程度を見直した方が良いでしょう。

20代を趣味・娯楽に費やして30代になったらヤバい

アイドルの追っかけをしていて、一度も正社員で働いたことがないまま30代になったという女性がご相談に来たことがあります。貯金もキャリアも若さもない女性が婚活しても、彼女が「素敵だな」と思う男性からは選ばれないのです。長年現実逃避をしてきて、ご相談に来た当時の年収は200万円台でしたが、「年収1,000万円の男性と結婚したい」など身の丈に合わない希望をお持ちでした。

婚活以前の問題を自覚していただき、真っ先にやってもらったのが「汚部屋」からの脱出でした。転職エージェントを紹介し、転職活動を始めました。彼女はその後、彼氏もでき無事に不動産業界に就職しました。猛勉強して宅建に一発合格し「彼と結婚したら世帯年収が800万円になるんです」とご報告をいただきました。
親公認で交際中のようです。

オタクだからモテない、結婚できないということはありませんが、バランスが偏りすぎていると思った方はこれを機会に見直していただけたらと思います。

【参考】
「趣味と結婚」に関するアンケート調査』パートナーエージェント