ラルフラングニック氏は自身がミラン指揮官後任候補となっていることについて言及した。3日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』が伝えている。

 ラングニック氏は長年にわたりドイツで監督を務めてきて、2006年に当時3部のホッフェンハイムを率いた後わずか2年でブンデスリーガ(1部)に昇格させた。また、2015年から指揮を執ったライプツィヒでは昇格1年目でバイエルンに続く2位でリーグを終えてチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得するなど、多くの功績を残してきた。現在はレッドブル社のサッカー開発部門で責任者を務めている。

 一方のミランは今シーズン初めにマルコジャンパオロ氏が監督として就任。しかし、7節終了時点で13位に低迷し約3か月後に解任された。現在はステファノ・ピオリ監督がチームの指揮を執っているが、かねてからラングニック氏の招へいが噂されていた。

 ラングニック氏は「ロッソネーリ(ミランの愛称)からの興味はあったけど、コロナの影響でクラブにとって監督人事より考えるべきもっと重要なことができた」と述べ、ミランから関心を示されていたことを明かした。

ミランの要求次第だけど、私は特に財政面には興味がないんだ」

 一方で、ミランでは外国人監督の就任に抵抗があるという話も出ているが、かつてミランでも指揮を執ったカルロ・アンチェロッティエヴァートン監督は、バイエルンを率いていた際に相まみえたラングニック氏について以下の様にコメントしている。

「我々はブンデスリーガでトレーニングしているときに会ったんだ。私は彼のことを知らなかったけど、彼が(アリゴ・)サッキのミランが好きだということは知ったよ」

「ファンは彼が外国人であることが不安なのか?心配することはない、私は能力の低い監督が来ることを恐れているよ。ミランなら選び方を知っているし、多くの良い監督に頼めるだろう」

ラルフ・ラングニック氏 [写真]=Getty Images