中国メディア・東方網は2日、大きな病気を引き起こす原因になる動脈硬化を防ぐために日本人が掲げる3つの「常」について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、朝食が1日の活動エネルギーを生むのみならず、動脈硬化を防ぐためにも重要であるとの研究結果が示されていると紹介。朝食を取らないことで昼食や夕食に高カロリーの食事をとる傾向が出て、血糖値の急上昇や血圧、血中脂肪の異常、そして動脈硬化を招くリスクが高まるとしたほか、朝食を抜くことで血液の粘度が高まったままとなり、血中コレステロールが血管の壁に沈積しやすくなると伝えている。

 そのうえで、喫煙、油脂、塩の3つを少なくすると同時に、常に保っておきたい3つの習慣について言及。1つめは、悪玉コレステロールを下げると言われるオレイン酸を含んだ食品や、サバ、イワシなど青物をはじめとする魚を多く食べることとした。

 2つめには、常に良いメンタル状態を保つことを挙げ、情緒が不安定になると交感神経が長時間興奮状態となり心拍数が増加し、血管の異常収縮、血中脂肪レベルの上昇、血流の減速などを引き起こして動脈硬化を促すことになると説明。ストレスに対してより冷静かつポジティブな姿勢を持つことが血管の保護につながると伝えた。

 そして3つめは、運動の習慣を身に着けることだ。適度な有酸素運動を長期間の習慣とすることで血液の循環が促されるとともに心のストレスにも強くなるほか、脳や神経の機能調節にも役立つと紹介。血圧、血糖値コレステロールの低下、肥満の解消が期待できるとしている。

 現在は心も体もストレスが溜まりやすい状況での生活を、多くの人が余儀なくされていることだろう。食習慣とメンタル、そして、運動という3つの要素に気をつけながら、さらに続く可能性の高い緊急事態下の日常を過ごしていくことが大切だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本人に学ぶ、身体の健康を保つために大切な3つの「常」とは?=中国メディア