そんなに神経質な方ではないが、スーパーなど店舗に入るときに欠かさず行う手指(しゅし)消毒で、ワンプッシュするノズルの頭のところを押すのが気になる人はいないだろうか。肘で押すのもありか、いや、怪しいと思われないかなど逡巡しながら、毎回、「どうせアルコール消毒するから同じじゃないか」と思うことにして、エイッとプッシュする。そんなとき、取材で訪れたヨドバシカメラで見つけたキングジムの自動手指消毒器「テッテ TE500」に出会った。容器に手を触れずに手指消毒ができるのだ。なお、STAY HOMEの外出自粛期間中は、「ヨドバシドット・コム」などネット通販を利用しよう。人気商品で品切れの場合もあるので、その点はご了承いただきたい。

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 ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの「3密」対策で取材した4月27日、入口にいる従業員が急ぎの買い物客のヒアリングをしながら、人同士の距離で2メートル間隔をとるように案内していた。入口に立つことで、いざというときの入場制限の判断にもなるという。取材の日は、来店客が少なく、店内自体、全くといっていいほど3密を感じさせないものだった。

 入口に敷いてある除菌用マットで靴の裏をこすって入店すると、数台のテッテ TE500が展示台に置いてある。手指消毒をしないと店内に入れない仕組みだ。台に印字してある「手をかざしてシュッと消毒!」というキャッチコピーのまま、機器の下に手をかざすと、赤外線センサーが感知して消毒液を自動で噴射する。本体に手が触れることがないので衛生的だ。

 原雄一副店長は、「やはり気になる人は多いようで、よく売れてます。乾電池式なので電源がない場所に置くこともできる」と、メリットについて語る。

 単3アルカ乾電池4本で動く仕組み。また市販の液体タイプアルコール消毒液を詰め替えながら使うこともできるので、専用の消毒液を使う必要はなく経済的なのもいい。透明ボトルの容器は、詰め替える目安が一目で分かる。

 商品には英語と中国語韓国語の3カ国語表記のメッセージパネルも付属するので、会社の受け付けなどにも使える。容量が500ミリリットル、重さが約330グラム(トレー、消毒液、乾電池除く)、本体のみのサイズが幅約102×奥行き162×高さ180ミリ、本体価格が税別4900円。乾電池のランニングコストがかかるので、ACタイプもほしいところだが、それはそれで本体サイズが大きくなるなどのデメリットにもなるのだろう。

 そもそも手指消毒という言葉すら、今回の新型コロナウイルスの事態で知るようになった。「しゅし」と聞けば「種子」しか頭に思い浮かばず、最初はタネの消毒なのかと思い混乱したものだ。手指消毒は、新型コロナ感染拡大防止の基本のき。デジタルメモ「ポメラ」など一芸に秀でたガジェットが真骨頂のキングジムらしいTE500が、新型コロナ対策の強い味方になってくれるだろう。(BCN・細田 立圭志)

赤外線センサーが感知して消毒液を自動噴射する「テッテ TE500」