元フランス代表MFサミル・ナスリが、セビージャ時代の指揮官ホルヘ・サンパオリ氏との特別な関係を明かした。5日、スペイン紙『エル・デスマルケ』が報じている。

 2016年、マンチェスター・シティに所属していたナスリは夏の移籍期限最終日にセビージャへと移籍。レンタルでの加入ながら背番号10を託された2列目のテクニシャンは、特に前半戦に、チームをけん引する素晴らしい活躍を見せた。その裏には、指揮官のサンパオリ氏からの絶大な信頼があったようだ。

「サンパオリは僕を本当に欲しがっていたみたいで、『このチームに来い。飲んでもいいし、ディスコで遊んでもいいし、好きなことをやっていい。クラブの前で俺が擁護する。週末、ピッチ上で良い働きをしてくれれば何でもいい』と言ってきたよ。そのとおり、週末に家族に会いに行きたいと言ったときはプレーしなくてよかったし、犬の世話をしてやるとさえ言われた」

「サンパオリとは友人のような関係にあったね。監督ではなく、友達だったんだ。そして(コーチを務めた)フアンマ・リージョとは父と息子の関係だった。ロッカールームでサンパオリのスピーチを聞くときは寒気がしたよ。僕はスペイン語理解できないからね」

セビージャで1シーズンプレーしたナスリ [写真]=Getty Images