ある程度、自分で設定ができるなら、あなたの家族は通信費が半分にできるかも

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あなた、もしくは家族の誰かがスマホの設定くらい自分でできる、というのなら、これはチャンスです。

というのは、三大キャリア(NTTdocomo、au、SoftBank)以外のスマホ回線契約に切り替えることで、通信費を大きく減らすチャンスがあるからです。

三大キャリアは、回線の品質だけでなく、サポートの充実にも料金が含まれています。

ショップに出かけてみると分かりますが、たくさんの人が相談に来ています。新規契約や機種変更、故障の相談だけではなく、細かい設定の不具合なども質問すればサポートしてくれます。

高齢者などは、うまくつながらなくなったとき、お店にいって2時間くらい相談していたりします。

相談相手が駅前にいるのはとても助かりますが、ほとんどの設定は自分で解決できる人にとってはこうした「サポート代」は払い損です。

契約の更新や機種変更のときだけ、2年に一回しかショップに行かないような人にはもったいない話です。

格安スマホ」という言葉を聞いたことがあると思います。これを利用すると値段は大きく下がります。

身近なサポート拠点がない分コストカットになっているうえ、回線の基地局を大手キャリアからアウトソースしている分、通信費用も安くすることができるからです。

4人家族、32000円の通信費を、1万円にダウンした家庭もある!

家族ごとにどれくらいの通信費、スマホ代を使っているかは家庭次第で大きく異なります。

しかし、子どもが大きくなって自分のスマホを持たせるようになると倍増することになります。

ファミリープランなどを使っても、スマホ代を分割払いした料金を合わせて、ひとりあたり月8000円くらい払うことは珍しくないはずです。4人家族で子どもが中学生以上なら合計で月30000円以上ということもあります。

月30000円を超える出費といえば、かなりの重荷ですが、これを1万円にダウンすることもできる、としたらどうでしょうか。

ある格安スマホ会社は、4契約(通話かけ放題つき)のSIMカードを月8160円で持つことができます。1人ではなく4人分です!

使えるギガは4人で12ギガと少なめですが、自宅やオフィスにいる時間に無線LANに接続できればやりくりできるかもしれません。もちろん追加でギガを購入することもできます。

端末代については、「今のスマホをそのまま使う」ことができます。

また、「格安スマホ」というだけあって、2~3万円台のスマホが提供されており、これを2年使えば月あたり1000円ちょっとの負担ですみます。

最近の格安スマホは高機能です。2年くらい前のハイスペックスマホとあまり遜色ないほどで、さらに3年くらい使い倒せます。

「2年しばり」にこだわる必要がない性能で、しかも安くなっているのです。(ちょっと高めの36000円の格安スマホでも、3年使えば月1000円ですからね!)

格安スマホ、どこで契約すればいいの?

家電量販店やショッピングモールに出かけてみよう オンラインで申し込みも可

格安スマホ、どこで契約すればいいのでしょうか。かつては手続きもオンラインでしか行えず、ハードルが高いものでした。しかし今では手続きも簡単になっています。

あなたの近くの家電量販店かショッピングモール、どちらかに出かけてみてください。

家電量販店なら大手キャリアに並んで格安スマホのショップが出ています。ショッピングモールには、格安スマホのショップが出店しています。

もし今のスマホの料金明細があればそれを持って行くと相談がスムーズです。

スマホ契約に2年しばりが残っている場合、違約金が生じないタイミングで乗り換えるとベストです。

しかし、中途解約に伴う料金が発生する場合があっても数カ月後にはそれ以上のお得になるケースが多く、シミュレーションしてもらうといいでしょう。

あらかじめ、「格安スマホ 比較」などで検索して情報収集しておくと、さらに有利なプランを選べるかもしれません。

浮いたお金でまずは生活費の余裕を、そして将来は老後に備える軍資金としてみよう

さて、新型コロナウイルスの影響で、お給料が減っている家族にとっては、スマホ料金が下がったことで、家計をやりくりする余地が生まれると思います。

収入が下がったとき、借金をして家計をやりくりすることはオススメできませんから、ぜひ固定費のひとつ、スマホ料金の引き下げを検討してみてください。

それこそダメ元でも店頭で相談してみるといいでしょう。ネットでシミュレーションすることもできます。

そしていつか、また収入が落ち着いてきたときには、料金が下がった分を、将来の余裕のために貯金や投資に回してみてください。

今回もそうですが、収入が下がったとき、貯金をしっかりしていた人は苦しいながらも乗り越えることができています。未来の大変な時期に備えるために、スマホ代の差額を残していきましょう。

究極的には、きたるべき老後に備えて「スマホ代の差額」を貯められるのが理想的です。

仮に月1万円浮いたとしたら、年12万円貯まる計算ですが、これを貯めておくと、セカンドライフに「年1回の夫婦旅行」ができる原資になります。50歳から10年貯めれば、老後の旅行が10回分にもなるほどです。

スマホ代を節約したら国内の世界遺産を10カ所回れるとすれば、ガマンも将来に報われます。そんなことも検討してみてください。