NHK総合で'14年1月から始まる大河ドラマ「軍師官兵衛」に出演するキャストの発表会が8月7日、NHK局内にて行われ、主人公・黒田官兵衛を演じる岡田准一をはじめ、新キャストの竜雷太、濱田岳、速水もこみち、高橋一生、塚本高史、永井大、塩見三省、内田有紀、桐谷美玲、南沢奈央、吉本実憂、高岡早紀、田中哲司、吹越満、田中圭、春風亭小朝の17名が登場した。また、会見には出席しなかったが、松坂桃李、金子ノブアキの出演も発表された。

【写真】岡田准一と初対面を果たした桐谷美玲は「強い男性というイメージがある岡田さんですが、役の中では私が支えていく間柄なので全力で頑張りたいです」と話す

官兵衛を勇猛果敢に支える黒田家家臣団では、黒田家の礎を築いた官兵衛の祖父・黒田重隆を竜雷太、官兵衛の嫡男・黒田長政を松坂桃李が演じる。また、後世に名高い「黒田二十四騎」の筆頭に挙げられる栗山善助を濱田岳が、槍の名手・母里太兵衛を速水もこみち、二番家老・井上九郎右衛門を高橋一生、官兵衛を父として慕う豪傑・後藤又兵衛を塚本高史が演じる。ほか、官兵衛の幼なじみにして側近を務める母里武兵衛役を永井大、武兵衛の父であり黒田家を長年支えた母里小兵衛役を塩見三省が務める。

官兵衛をとりまく女性たちには、官兵衛が仕える織田信長の正室・お濃を内田有紀、幽閉された官兵衛に生きる希望を与えた女性・だしを桐谷美玲、官兵衛の初恋の相手・おたつを南沢奈央、徳川家康の養女で官兵衛の嫡男である長政と政略結婚する栄姫を吉本実憂、官兵衛の最初の主君である小寺政職の正室・お紺を高岡早紀が演じる。

さらに、官兵衛を人生最大の危機に突き落とす武将・荒木村重を田中哲司、室町幕府再興に執念を燃やす足利義昭を吹越満、官兵衛と共に豊臣秀吉を支えた高級官僚・石田三成を田中圭、「本能寺の変」を巻き起こした11日間の天下人・明智光秀を春風亭小朝、官兵衛と対立する義兄・櫛橋左京進を金子ノブアキが演じ、物語を盛り上げていく。

大河ドラマ初出演の速水は「非常に伝統のある作品に参加するということで、うれしく思っています。まだ撮影には入っていないのですが、乗馬などの厳しい訓練を受けています。黒田家の一員として恥じぬよう、全力で頑張りたいです」と出演を喜び、塚本は「岡田さんとの共演は7年ぶりになるのですが、このように大河ドラマで共演させていただくということで、非常に楽しみにしています」と岡田との共演に感無量の様子。

また、本日発表された女性キャストのうち内田、桐谷、南沢、吉本は大河ドラマ初出演。桐谷は「緊張もしますが、官兵衛を献身的に支えていく役柄ですので、奥ゆかしく芯のある強い女性を演じていきたいです」と意気込んだ。今回の大河ドラマでドラマデビューを果たすことになる吉本は「とても光栄です。長政の妻として過ごす栄姫の思いを伝えていきたいです。この大切な機会を無駄にしないように精一杯、全力で頑張りたいです」と話した。

最後に主演の岡田は「今回発表されたキャストのみなさんはすばらしい方々ばかりで、大好きな俳優さん、女優さんたちと1年間を通して仕事ができるのが楽しみです。官兵衛を取り巻く皆さんとの関係性をよりよく作っていけたらと思っています。以前、共演させていただいた方々もたくさんいらっしゃるので、1年を通して濃密な時間を過ごしていきたいです」と期待を込めた。

'14年大河ドラマ「軍師官兵衞」の新キャスト発表会見に出演者たちが登場