トルコで飼われている妊娠中の犬が、母親のいない赤ちゃんネコを我が子のように可愛がり、ついには授乳まで始めて話題になっている。子ネコが犬のお乳を飲む様子はSNSシェアされ、地元メディアが取り上げて拡散している。

トルコ南部メルスィン県に住むエムレ・カン・エンジンさん(Emre Can Engin)は4月下旬、生まれて間もない赤ちゃんネコが道路に置き去りにされているのを発見した。エムレさんはしばらくの間、母ネコが近くにいないか探してみたが見つからず、「このままでは死んでしまう」と独りぼっちの子ネコを自宅に連れて帰ることにしたのだった。

エムレさんが自宅に戻ってしばらくすると、妊娠中で大きなお腹を抱えた飼い犬の“フィンディック(Findik)”がやってきた。そして子ネコの匂いを嗅ぎつけると、口にくわえて犬小屋に連れて行ってしまったという。

驚いたエムレさんだったが、そのまま2匹の様子を温かく見守ることにした。するとさらに信じがたいことが起こった。フィンディックは子ネコをまるで我が子のように受け入れると、お腹を出して授乳を始めたのだ。

エムレさんは、フィンディックについてこう語っている。

「まさか妊娠中のフィンディックがネコにお乳をあげるなんて、考えもしなかったよ。でもとても喜んでいるんだ。子ネコには“孤児”を意味する“オクスズ(Oksuz)”と名付けたよ。フィンディックはもうすっかりオクスズの母親のようだよ。」

なお獣医によると、犬の妊娠期間は交配日から数えて約9週間だそうで「当時妊娠8週だったフィンディックは母乳の準備が整っていたのでしょう」と話している。

フィンディックがその後、無事出産したかどうかはわかっていないが、母親としての心の準備はしっかりできていたに違いない。

なおトルコでは先月末、病院の緊急救命室に母ネコが病気の子ネコをくわえてやってきて、人間に助けを求めて話題となったトルコでは野良犬や野良猫が大切にされており、道路の至るところに餌や水が置かれているそうだ。

画像は『Hürriyet Daily News 2020年4月26日付「Kitten adopted, fed by pregnant dog in Turkey」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト