リバプールが補強プランの見直しを視野に入れた隙にライバルクラブが本腰

　チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドは、リバプールが獲得を目指していたRBライプツィヒのドイツ代表FWティモ・ヴェルナーの“横取り”を画策しているという。ドイツ紙「ビルト」が報じた。

　今夏の移籍市場の注目銘柄として名前が挙がるライプツィヒのエースストライカーに対し、昨年からリバプールが獲得に熱心だと報じられていた。バイエルンからも興味を持たれているなかで、ヴェルナー自身は「ブンデスリーガでの移籍よりも、他のリーグでの挑戦のほうが僕には魅力的だ」と明かしており、海外リーグ行きが有力視されている。

　ただ、リバプールは新型コロナウイルスの影響による経済打撃も踏まえ、今夏の補強計画の見直しを決定。当初はエジプト代表FWモハメド・サラーやセネガル代表FWサディオ・マネが流出してしまった際の代役として白羽の矢を立てていたが、今年1月に獲得した日本代表MF南野拓実を含めて戦力を保持しているため、移籍金5200万ポンド（約68億円）と噂されるヴェルナー獲りを保留することが濃厚となった。

　この状況を受けて動き出したのがチェルシーとユナイテッドだ。ヴェルナーはリバプールのオファーを待っているとされるが、両クラブは先に代理人に接触して獲得を画策しているという。

　リバプール加入には1年待つ必要があると伝えられているが、ヴェルナーはどのチームを選ぶのだろうか。（Football ZONE web編集部）

RBライプツィヒのドイツ代表FWティモ・ヴェルナーの争奪戦が加速【写真：Getty Images】