アーティスト霜月はるかさんの全曲書き下ろし“オリジナルファンタジーボーカルアルバム”新作『レムルローズの魔女』が10月9日リリース! “オリジナルファンタジーボーカルアルバム”は歌と音楽によってファンタジックな世界観の物語を紡いでいく、霜月さんと作家・日山 尚さんのタッグが送る人気企画で、『ティンダーリアの種』や『グリオットの眠り姫』、『零れる砂のアリア』といった作品で、コミックドラマCDファンタジーコンサートなどメディアミックスな展開も精力的に行われている。

 満を持しての新作『レムルローズの魔女』は初となる吸血鬼テーマ! 現在制作中だが、その収録現場で霜月さんにお話をうかがった。

霜月はるかが歌と音楽でファンタジー世界を描くライフワーク的な試み

【NEWアルバム『レムルローズの魔女』について霜月はるかさんが語る】の写真付き記事はこちら

――まず“オリジナルファンタジーボーカルアルバム”という企画についてご説明していただけますか?

霜月はるかさん(以下、霜月):私が同人活動からライフワーク的に続けている活動の一つで、オリジナルファンタジックなストーリーや世界観を歌と音楽で表現していこうというプロジェクトです。メジャーリリースでは日山さんタッグを組んで、今までに3作品発表してきました。

――『ティンダーリアの種』や『グリオットの眠り姫』ではコミカライズドラマCD化、ファンタジーコンサート開催など、“オリジナルファンタジーボーカルアルバム”からいろいろな媒体への展開もありました。

霜月:『ティンダーリアの種』では設定資料集も発表しましたね。“オリジナルファンタジーボーカルアルバム”は、共同プロデュースする日山 尚さんと、キャラや作品の世界観などを事前にしっかり作り込んでいて、最初に世に出るものはボーカルアルバムの形ですが、いろいろな展開ができるように丁寧に制作しています。その先に、ゲーム化やアニメ化などもできればという希望も常に抱いています(笑)


●初めての吸血鬼もので、クラシカルでゴシックアルバム

――4作目となる『レムルローズの魔女』ですが、制作するにあたっての経緯やコンセプトを教えてください。

霜月:オリジナルファンタジーアルバム”としては、初めてフロンティアワークスさんとご一緒するので、今までと違うものを作りたいなという想いがありました。『ティンダーリアの種』、『グリオットの眠り姫』、『零れる砂のアリア』は世界観がつながっていましたが、今作ではまったく違った世界観にしようと。私達と、担当であるフロンティアワークスの小柳さんとでアイデア出し、ゼロから話し合いを進める中で、イメージ的にはクラシカルでゴシックな雰囲気はどうかという提案があって。また“オリジナルファンタジーアルバム”は私達が好きなものを作ることが大前提であって、その上で「今までやったことがないことって何だろう?」と日山さんと二人で考えたら、行き着いた先が吸血鬼でした。

――でも、なぜ吸血鬼テーマに?

霜月:やったことはなかったけど、二人の奥底に吸血鬼萌えがあったんでしょうね(笑)吸血鬼というテーマは様々な作品で扱われているほど、クリエイターにとって魅力的な題材だと思うんですけど、私達らしい吸血鬼ものを作ろうと。ただ吸血鬼ものはどんな方向性でも作れるため、自分達らしさを模索するのにかなり時間がかかりました。


霜月はるかファンタジーに新たなページを加える挑戦的なサウンド

――霜月さんはサウンドプロデュースもしているわけですが、どのように曲や歌作りをしていったのでしょうか?

霜月:ある程度、世界観やキャラが固まった段階で、今度はどんな音楽にしようか、並行して考え始めました。「この作品だったらこんな音楽かな」という大枠のイメージは元々ありましたが、物語とのリンクボーカルアルバムとしてのバリエーションバランスも考えながら少しずつ構築していって。また作品の世界観に引っ張られる形で、音楽的にもチャレンジをしている楽曲が多い気がします。過去のメジャーリリース3枚、私の歌をこれまで聴いてくださった方は「霜月さんの歌うファンタジーって、こんな感じ」というイメージがあると思いますが、それとはまったく違う曲もかなり入っていると思います。

――どのあたりがこれまでのサウンドと違うのでしょうか?

霜月:まずお話がダークメルヘンで、舞台も硝子の城で、そこに眠る吸血鬼女の子ストーリーなので、今までの民族っぽいものとは違って、どちらかと言えばクラシカルだったり、ゴシックプログレ的な方向に自然とシフトして行きました。作曲家としても4曲作っていますが、自分のアルバムもなかなかこれだけ書き下ろせる機会はないので、いいチャンスだと自分の趣味に走りつつ(笑)、楽しみながらやっています。

●個性的な作家陣、生ストリングスと豪華なサウンドメイク

――参加する作家陣も『龍が如くシリーズや『428~封鎖された渋谷で~』の音楽を担当する坂本英城さん、『シャドウハーツシリーズや『アルコネリコ3』の弘田佳孝さん、『AMNESIA』のMANYOさんなど豪華ですね。

霜月:作曲陣に関してはMANYOさんと弘田さんは『グリオットの眠り姫』から参加していただいていて、お互いに音楽性に関して熟知しているので今回の世界観に合うサウンドを考えた時に自然と名前が上がりました。坂本英城さんとはライブでご一緒したことがあって、今回のプロジェクトストリングスを入れたいと考えた時、弦を使った楽曲も素晴らしくて、一緒にできたらと思っていたので今回お願いしました。

――本作は現在制作中で、本日は弦楽器の収録スタジオにおうかがいしましたが、生音のオケは繊細かつ荘厳で。より細かく表現されたサウンドになりそうですね。

霜月:実は自分のプロジェクトストリングス録りってやったことがなかったんです。音楽チームとの話し合いをした時に、クラシカルな方向性に合う弦の存在感がある曲を作りたいねと。今回のアルバムではストリングスは重要なポジションを担っていると思います。


歌い手としても組曲風やジャズテイストに挑戦。物語のラストの迎え方にも注目!? 

――歌い手霜月はるかとしても違った表情が見えてきそうです。

霜月:曲が今までにない方向で冒険していることもあって、歌も挑戦的な要素が大きいですね。例えば、アップテンポで攻めてるような曲もあるし、オーケストラ編成の組曲的なものもあるし、ジャジーでスイングする曲もあり。もちろん今までのファンタジーアルバムを聴いている方になじみやすい歌い方をしている曲もあって、カラフルな楽曲が並んだ1枚になりそう。あ、全体的に明るくはないですね、吸血鬼ものなので(笑)。暗い、切ない、儚い、歪んでる…そんな要素が多いです。

――1枚で作品の物語や世界観を表現しながら、さらに1枚のボーカルアルバムとして成立させるのは難しいことだと思うんですが……。

霜月:私は曲の中でいろいろなキャラを演じるような気持ちで歌ったり、語り部や俯瞰的なポジションで歌ったり、時にはコーラスなど楽器の1部として歌ったり、様々なポジションで自分が一人で歌って、表現することがアルバムとしての統一感につながるのかなと考えています。

――曲の歌詞や作品のプロットなどに目を通すと、ミステリアスな中に、儚さや切なさが広がってくるような。

霜月:私と日山さんは割と切ないお話が好きなんですが、今回は少しシニカルだったり、ひと癖あるような雰囲気にはなっているとは思います。でも歌詞の言葉選びや表現の仕方は、冒険はしているけど、そこは私達なので。「ここはいつもと違うかも」みたいに、変化を感じたり、おもしろがってもらえたらいいですね。


イラストは旧知の関係で、感性がリンクするあづみ冬留さん

――“オリジナルファンタジーアルバム”ではビジュアルイラストも重要ですが、絵を見ると男の子カッコイイし、女の子かわいいし。

霜月:確かにキャライメージへの引き込みの力って、ビジュアルはすごく大きいと思っていて。特にこういう企画では重要で、歌や歌詞では表現しきれない部分を担っているんです。アルバムで最初に接する部分であり、1枚の絵から発せられる情報やイメージも計り知れないですから。フォルムや表情一つで印象もガラっと変わるし。

今回、あづみ冬留さんにお願いしましたが以前、自主制作で作ったCDでジャケットを描いて頂いたり、あづみさんの企画に私が歌を提供したり、作品的な交流がありました。最初は私が純粋にファンで、あづみさんも私の歌を好きだと言ってくださって、おこがましいかもしれませんがリンクする感性があるんだろうなとずっと思ってたんです。今回のこの企画をやるにあたって、あづみさんのことが頭に浮かんでお願いしたら、OKをいただけて。キャラ設定を送って、上がってきたものがまた期待を裏切らないもので、さすがだなと。

●今までと違う“オリジナルファンタジーボーカルアルバム”と吸血鬼の物語をあなたに!

――では最後に皆さんへメッセージをお願いします。

霜月:これまで発表してきた“オリジナルファンタジーボーカルアルバム”を聴いてくださった方には今までと違うファンタジーをお届けできると思います。霜月はるかボーカルアルバムとしても、メインの歌だけでなく、コーラスなど声が入る部分はすべて私がやっているので、ボーカリストとしての私を知っている方には今までとカラーが違う歌を届けられたらいいなと思っています。そして“オリジナルファンタジーボーカルアルバム”をまだ聴いたことがないという方には、ダークメルヘン吸血鬼ものが好きというきっかけから聴いていただけたらうれしいです。完成を楽しみに待っていてくださいね


オリジナルファンタジーボーカルアルバム『レムルローズの魔女/霜月はるか
発売日:2013年10月9日(水)
品番:FFCV-21
価格:2,625円(税込)
発売元:フロンティアワークス
販売元:フロンティアワークス

企画・トータルプロデュース霜月はるか/日山 尚
ボーカルコーラスサウンドプロデュース霜月はるか
作詞:トータルプロデュース:日山 尚/霜月はるか
作・編曲:霜月はるか坂本英城/弘田佳孝/MANYO
ブックレットジャケットイラスト:あづみ冬留


霜月はるかソロライブツアー11月に東京・大阪・名古屋にて開催決定!
Haruka Shimotsuki solo live Lv.5~シモツキンの挑戦状~』

詳しくはライブ特設サイトにて!


>>『レムルローズの魔女』公式サイト
>>公式ツイッターアカウント『レムルローズの魔女』公式の館
>>オフィシャルファンクラブ「シモツキンギルド8月1日開設!

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