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バービー人形の恋人である“リアル・ケン”を目指し、総額8550万円(65万ポンド)以上をかけ60回超の整形を繰り返してきたロドリゴ・アルベスさん(36)が、女性への性転換を図っている。ロドリゴさんは理想の女性のボディを手に入れるべく、半年で約1300万円(10万ポンド)以上を費やしており、今後も整形をやめる予定はないそうだ。『Barcroft TV』『The Sun』などが伝えている。

ブラジル生まれの元客室乗務員ロドリゴ・アルベスさん(36)は、“リアル・ケン”になりたいと約20年前から整形を続けてきた。しかし昨年11月、ロドリゴさんは「自分はこれ以上男として生活することはできない」と女性になるための整形手術を受け始めたようだ。

ロドリゴさんが整形を始めたきっかけは自分の容姿へのコンプレックスだったそうだが、2014年頃から雑誌に取り上げられると人気を集め、全盛期にはテレビ番組に出演するため24か国を飛び回った。しかしその一方で、‟リアル・ケン”に近づけば近づくほど「女性になりたい」という“真の自分”との葛藤に苦しむようになっていった。

ロドリゴさんは、自分の生い立ちや整形について『The Sun』に次のように語っている。

「ブラジル人の母とイギリス人でパイロットの父の間に生まれた私は、カトリックの家庭で育ち、母と2人の叔母、祖母に育てられたのです。幼い頃は男の子のおもちゃには興味がなく、いつも妹のバービー人形で遊んでいました。妹のドレスを着てテレビの前で踊るのが好きで、学校の友達は女の子ばかりでした。父には男らしく生きるよう諭されましたが、私は男の子には馴染めずいじめられたのです。」

「そんな私が男として目覚めたのは、思春期になってからです。16歳の頃には胸が女性のようにふっくらと成長したことが嫌でたまらなくなり、両親に『男らしい胸にしたい』とお願いしました。これが私の最初の整形だったのです。」

その後ロンドンの大学へ進学し客室乗務員となったロドリゴさんは、より男らしい身体を手に入れるため、26歳の頃から整形にどっぷりはまっていった。

しかし男らしくなればなるほど精神的に追い詰められ、2019年の初め頃に“女性”になる決心を固めたそうだ。

昨年11月から開始した女性になるための整形手術で、ロドリゴさんは腹部に埋め込んだシックスパックの摘出、背中の脂肪の臀部への注入、36DD(日本の80E)サイズの豊胸インプラント、肋骨4本の切除、脂肪吸引、フェイスリフト、ボトックス、べニア(人工歯)、ヘアのエクステなどに約1300万円以上をかけてきた。ただ男性器はまだ残したままだそうで、今後も手術は続くようだ。

ちなみにロドリゴさんの理想は“エレガントでセクシーでバービーのような女性”だそうで、現在は英ロンドンに住居を構えながらイタリアドイツルーマニアベルギー、アメリカのテレビショーなどに出演し手術代を稼いでいる。

ロドリゴさんはこれまでに少なくとも74回の手術を重ね、総額約9850万円(75万ポンド)を費やしており、紆余曲折を経て女性へと変身を遂げていることについてこう語っている。

「逞しい男性になることは失敗しましたが、今は本当に幸せです。だって私は女性になるために生まれてきたのですから。」
「私の次のゴールは、独立した知性ある男性のパートナーを探すことです。そしてたくさんの子供を養子に迎え、母親になりたいと思っています。」
「もう父とは連絡を取っていませんが、母は私を応援してくれています。もうすぐ母と会うことになっていて、今はそれを楽しみにしています。」

画像は『Roddy Alves 2020年4月14日付Instagram「Red is the first color of spring.」、2020年4月29日付Instagram「Every girl pretends she is a princess at one point, no matter how little her life is like that.」』『The Sun 2020年3月9日付「LIVING DOLL Rodrigo Alves was a Ken Doll but now she’s a Barbie & would love to have a baby」(Credit: Stewart Williams – The Sun)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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