アトレティコ・マドリードに所属するブラジル代表DFレナン・ロディから、新型コロナウイルスの陽性反応が出たようだ。8日、スペイン紙『アス』が報じた。

 リーガ・エスパニョーラは4日に、1部と2部のクラブが今週から個人練習を再開させることを発表していた。アトレティコは個人練習の再開に先立ち、ファーストチームの選手とコーチングスタッフ、下部組織の一部の選手を対象に、6日に練習場で各種医療検査を実施した。

 検査の結果、ロディの新型コロナウイルス陽性反応に加え、陰性反応だった9選手から新型コロナウイルスの抗体が確認された模様。ロディは現在のところ無症状で、同選手は10日間の隔離を行った後にふたたびテストを受けることになる。

 ロディに近い人物によると、同選手は3月の初頭に新型コロナウイルスの様々な症状が出ていたようだ。しかし、同選手はそれをインフルエンザの症状だと考え、今回の検査まで、クラブドクターの診断を除いていかなる検査も受けなかったという。

 アトレティコは検査結果についての公式声明を発表しておらず、9日から予定通り個別のトレーニングを行うようだ。なお、リーグは個別練習からグループ練習へと段階的に移行したあと、最終的に6月中のリーグ戦再開を目指している。

新型コロナ陽性と報じられたロディ [写真]=Getty Images