インテルに所属するデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(28)が、リーグ戦が中断している現状の生活を語った。イタリア『フットボール・イタリア』が伝えている。
エリクセンは今年1月、6年半を過ごしたトッテナムからインテルへ完全移籍。加入後わずか5日後にはセリエAデビューを果たし、ここまで公式戦8試合に出場し1ゴール1アシストを記録している。
まだ新天地に渡ってから日が浅いエリクセンは新しい住まいを見つけておらず、ロックダウン中はクラブのトレーニング施設で生活を送っていたそうだ。早ければ今週にもトレーニングへ復帰するという同選手は、デンマーク『Jyllands Posten』のインタビューに落胆の日々を吐露した。
「僕は35メートルほどの地下の駐車場を往復する形でランニングに使っていたんだ」
「もう7週間もボールに触れていないんだ。人生の中で一番サッカーから離れた時間だね。本当に恋しくなり始めているよ」
「ロメル・ルカクとアシュリー・ヤングには(家に泊めてと)言おうか考えたよ。でも彼らには家族がいるからね。それに14日間もソファーで寝るなんて辛過ぎるよ」
「代わりにクラブのシェフと5人のスタッフと共にトレーニング施設で生活することにしたんだよ。彼らは家族が感染しないようしばらく離れて暮らすことを選んだんだ」
そんなエリクセンの退屈凌ぎとなったのはイタリア語の学習やレゴブロック、そして『Netflix』だったという。だが、ある日車でドライブしていたところ、ちょっとしたトラブルに巻き込まれたこともあったようだ。
「(運転していたら)警察に止められたんだよ。僕はまだ拙いイタリア語で何をしようとしていたか、どこに行こうとしていたか、なぜ外出したのかを説明しなければならなかった。今まで自由に時間を使えなかったから、買い物にも行けていなかったんだ」
「まだ多くの人々が困難な状況にある。僕らはまだ普段とは違う生活を強いられているけど、文句なんて言ってられないよね」
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