保育園に通う娘のさまざまなエピソードを描いた漫画「本当にあった怖い話…保育園の洗礼」がSNS上で話題となっています。熱が出たからと保育園から呼び出されたのに、家に帰るとまるで元気だったり…さまざまな“保育園の洗礼”を紹介する内容で「分かります」「どれもあるあるですね」「最後にホロッとしました」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

保育園からの電話にドキッと

 この漫画を描いたのは、会社員のyam(ペンネーム)さんです。インスタグラムで1歳半の娘「でんちゃん」の育児絵日記を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

yamさん「妊娠中にインスタグラムに登録し、たくさんの先輩ママさんの投稿が参考になりました。その後、iPadを購入したのをきっかけに、自分も絵日記のようなものを投稿し始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

yamさん「初めての保育園通いは、予期していなかったことの連続でした。周りの方々に話すと、『あるある~』と共感していただくことが多かったので、イラストにしてみました」

Q.保育園からの電話には、いつもドキッとされますか。

yamさん「正直、ドキッとしてしまいますね。仕事をしていると…でも、それだけじゃなくて、体調不良に気付いてあげられなかった娘への罪悪感や、きちんと体調を観察してくださっている保育士さんへの感謝もあります」

Q.違う子の衣類が入っていたときは、どう思いましたか。

yamさん「子どもたちに、自分で自分の衣類入れに入れさせることもあるようなので、間違えちゃったのかなとほほ笑ましく思いました。クラスの子の名前も覚えてきて、誰々ちゃんのだなとお友達の顔が浮かぶようになると、保育園に慣れてきた実感が湧いて何だかうれしかったです」

Q.“知らないにおい”は例えるなら、どんなにおいですか。

yamさん「よそのおうちにお邪魔したときのような香りがしますね。かぎ慣れないにおいのする娘が何だか、いつもよりたくましく感じます」

Q.母親として、保育園に感謝していることは。

yamさん「本当に毎日、感謝感謝ですね。娘は登園時、たまにぐずるときもありますが、楽しそうに通えています。できることもどんどん増え、保育士さんたちの協力あってのことだと思います。家族以外にも娘の成長を見守ってくれている方々がいるんだと、とても頼もしいです」

Q.「保育園で頑張っているから、家ではこうしている」ということがあれば教えてください。

yamさん「帰宅時は、いつもより甘やかしてしまいます。夕飯を作りつつも、できるだけ抱っこや絵本の要望には応えちゃいます」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

yamさん「共感していただいた方々から、たくさんのコメントがありました。保育士の方から参考になるコメントも頂き、ありがたかったです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

yamさん「基本的には、今のような絵日記になるかと思いますが、出産時の思い出など、忘れないうちに描きとめておきたいな~と思っています」

オトナンサー編集部

漫画「本当にあった怖い話…保育園の洗礼」のカット=yam(yam_now)さん提供