東映アニメーションは、ドラゴンクエスト ダイの大冒険(以下、『ダイの大冒険』)のアニメ―ションとゲーム化作品についての発表会を、5月27日(水)20時よりYouTubeの「Vジャンプチャンネル」にてライブ配信することを発表した。

 『ダイの大冒険』は、1989年より週刊少年ジャンプにて連載された原作・三条陸氏、作画・稲田浩司氏の漫画作品。1991年からはテレビアニメ―ションとしても放映され、現在ではAmazon Primeビデオなどの動画配信サービスで視聴することも可能だ。

 昨年12月には、約30年ぶりの完全新作アニメーションが特報映像とともに発表された。今回の発表会では、2020年秋に放映予定の新作アニメーションでキャラクターの声を担当する声優キャストなどの情報が解禁される予定だ。

 また、並行して進んでいるゲーム化プロジェクトの関連情報も発表される。すでにiOS、Android向けゲーム星のドラゴンクエストでプロデューサーを務める市村龍太郎氏が新作ゲームでもプロデューサーを担当することが明らかになっているが、執筆時点でそれ以外の情報は不明。スクリーンショットや、プラットフォーム、発売時期なども謎のベールに包まれており、発表会での映像などによるお披露目が期待されている。

 昨今の『ダイの大冒険』の展開といえば、2018年発売の対戦格闘ゲームJump Forceで、主人公の「ダイ」プレイアブル・キャラクターとして出演をはたした。その後、新作アニメやゲーム化、91年のアニメ作品がオンデマンド視聴可能になるなど、『ダイの大冒険』に関連する動きが加速している。

 ゲーム索引は、どのようなハードで展開されるのか、開発会社はどこなのか。色々と気になるところだが、5月27日(水)の発表会を待つことにしよう。なお、5月27日はシリーズの第一作『ドラゴンクエスト』が発売された日であり、日本記念日協会からドラゴンクエストの日に認定されている。このメモリアルデーに『ダイの大冒険』がどのように羽ばたくのか注目してみてほしい。

ライター/福山幸司

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman