ニューカッスルベンフィカに所属するギリシャ代表GKオディセアス・ヴラチョディモス(26)の獲得に興味を示しているようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が伝えている。

現在サウジアラビア共同事業体によるクラブ買収合意で話題を集めているニューカッスル。ここ最近ではマウリシオ・ポチェッティーノ氏の新指揮官招へいの可能性を初め、コロナ禍の中で景気が良い話が目立っている。

そのニューカッスルの補強関連で新たに浮上しているのが、新守護神獲得の動きだ。

現在、同クラブではスロバキア代表GKマルティン・ドゥブラフカが守護神を務めているが、新オーナーサイドは新守護神としてベンフィカの守護神ヴラチョディモスの獲得を希望しているようだ。

ドイツ生まれのヴラチョディモスはシュツットガルトでプロデビュー。その後、自身のルーツがあるギリシャの名門クラブであるパナシナイコスに完全移籍。同クラブで台頭を見せると、2018年にベンフィカに加入した。

そして、現在はアトレティコ・マドリーGKヤン・オブラク、マンチェスター・シティGKエデルソンと、ここ数年多くの名手を輩出しているポルトガルの名門の新守護神として高い評価を集めている。

安心のベンフィカブランドということもあり、ニューカッスルはヴラチョディモスの獲得を望んでいるが、ベンフィカサイドは6000万ユーロ(約70億円)に設定されている契約解除金が支払われない限り、放出の意思はないという。

そのため、仮にニューカッスルが獲得に漕ぎ付けた場合、その移籍金はチェルシーGKケパ・アリサバラガ(8000万ユーロ)、リバプールGKアリソン・ベッカー(6250万ユーロ)に次ぐGK史上歴代3位の金額になる可能性があるようだ。

なお、ヴラチョディモスが契約する代理人事務所のヨアニス・ココトリガスCEOは、「多くのクラブからの関心は、彼がここ数シーズン素晴らしいパフォーマンスを見せていることを証明している」とコメント。現時点で幾つかのクラブから接触があることを示唆している。

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