新型コロナで映画の公開が続々延期される中、ラッセルクロウの次回作の北米公開が、9月から7月1日へと前倒しになった。

インディーズ映画で、タイトルは『Unhinged』。北米配給のソルスティスは、興行主団体との話し合いや、一般人への調査から、7月頭には映画館がオープンしており、人はすぐに映画館にやってきてくれるだろうと判断したのだという。

これまで、ビジネス再開後、最初に公開される新作は、クリストファー・ノーランの『TENET テネット』(7月17日)と思われていたが、一番乗りは今作となった。7月下旬には、ディズニーの『ムーラン』も控える。『ムーラン』は、3月下旬北米公開予定でプレミアまで行ったが、コロナによるロックダウンで延期になっている。

文=猿渡由紀