マンチェスター・ユナイテッドアトレティコ・マドリーに所属するスペイン代表MFサウール・ニゲス(25)の獲得に迫っているようだ。イギリスデイリー・スター』が報じている。

ユナテッドはここ数年、ヨーロッパ屈指の万能型MFとして知られるサウールの動向を追ってきた。また、フランス代表MFポール・ポグバの去就が不透明なこともあり、その代役という意味合いも含め、より獲得の重要性が高まっているようだ。

アトレティコ2026年夏までの長期契約を結ぶサウールに関しては、契約解除金が1億3200万ポンド(約174億円)という高額な設定となっており、その契約解除金がアトレティコにとって防波堤の役目を担ってきた。

その一方で、選手サイドの意向を尊重するクラブはプレミアリーグ挑戦に限っては8500万ポンド(約112億円)程度まで移籍金を引き下げる意思があるとの情報も伝えられていた。

前述の話はすべて新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大前に伝えられたものだが、『デイリー・スター』はコロナ禍におけるサウールの去就に関する最新レポートを提供。

新型コロナウイルスが市場に与えた影響によってサウールの移籍金が引き下げられ、ユナイテッドの獲得交渉が大きく進展していると主張している。

また、『デイリー・スター』はその根拠のひとつとして、スペイン『TodoFichajes』の最新レポートを紹介。このレポートによると、アトレティコ新型コロナウイルスの影響を考慮し、サウールの移籍金を7000万ポンド(約92億円)まで減額しており、クラブ間でほぼ合意に至っているという。

両メディア共に細かな裏付けが取れておらず、その信憑性は怪しいものだが、コロナ禍で不確実性が増す今後の移籍市場においてこのビッグディールは実現するのか…。

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