かつてマンチェスター・Uで活躍した元イングランド代表MFポール・スコールズ氏が、同クラブに元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏が加入間近となっていたことを明かした。13日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 ロナウジーニョ氏はブラジルのグレミオでプロデビューを飾り、パリ・サンジェルマンPSG)を経て2003夏にバルセロナに加入。在籍5シーズンでチャンピオンズリーグ優勝やリーガ・エスパニョーラ連覇などを達成し、個人としてもFIFA最優秀選手賞を2004年、2005年と連続で受賞するなどの活躍を見せた。

 しかし、スコールズ氏は「(アレックス・ファーガソン)監督は彼(ロナウジーニョ)を獲得したと思っていた」とロナウジーニョ氏がバルセロナへと加入する前にマンチェスター・U加入に近づいていたことを明かした。

「私たちがプレシーズンを行っていた時だった。彼に背番号を与えるくらい発表間近だと思っていた。だが、彼は直前で考えを変えてしまって、バルセロナと契約したんだ。そのプレシーズンではバルセロナと対戦する予定だったから、とても奇妙なことであると同時に楽しみにもしていた」

ロナウジーニョが素晴らしい選手であることは知っていた。彼がここに特別なものを持ってきてくれると思っていた。(エリック・)カントナがチームにもたらしたようにね。それから3日後、彼と対戦することになった。だから、みんな彼を蹴ろうとしていた。私たちのところに来なかったから彼に勝とうとしたんだ」

かつてPSGでプレーしていたロナウジーニョ(写真は2002年のもの) [写真]=Getty Images