4月23日深夜放送のラジオ番組での発言が騒動になったナインティナイン・岡村隆史。その翌週から2週にわたって出演していた相方の矢部浩之が、正式に番組に復帰することが5月14日深夜放送の番組内で発表された。今回、矢部の番組出演を後押ししたのは、妻でフリーアナウンサーの青木裕子の一言だったという。約5年半ぶりにナインティナインのラジオ番組が復活することで青木アナに感謝するファンが多いようだ。
4月23日深夜放送の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』（ニッポン放送）で新型コロナウイルス感染拡大により経済的に困窮した女性が風俗で働くのを期待する発言をして批判を浴びた岡村隆史。これを受けて番組や所属事務所が公式サイトで謝罪するなど騒動になっていた。
その次の回となる4月30日と5月7日の放送では相方の矢部浩之が出演して公開説教もしたが、出演を決めた理由を矢部が5月14日深夜放送の同番組で明かした。矢部は「（岡村が）失言して騒動になって、これはただ事じゃないと俺なりに感じて。マネージャーに『きつかったら（番組に自分も）行くで』とLINEしていた」と陰で気遣っていたそうだ。4月30日の生放送に行くか、もう1週あとにしようかと迷っていた矢部だが「夕方ぐらいに自分の家のキッチンに行って、嫁が洗い物してて洗いながら『行ってあげたら？』って。俺、なんか知らんけどドキッとして、かっけーって思って。かっこいい」と妻の発言にしびれたそうだ。そして「その奥さんの一言がなかったら、まだ迷ってたわ。マネージャーが連絡が来るまで迷ってたかもしれん」と妻の言葉に後押しされたことを振り返り、「普段（妻とは）仕事の話もしないし、あんまり言ってこないから余計にびっくりして」「（妻も）気にしてくれていたんやなって」と妻の心配りを実感していた。
それを聞いた岡村隆史は「奥さんにもホンマに感謝というか、（矢部に）来てもらってホンマにいろんなことに気づかされたし」と語ったが、これを機に2人の関係にも変化があったそうで、4月30日の番組終了後、5月1日の朝4時頃に岡村は矢部に電話して、自分のために出演してくれたお礼とともに「今まで話できてなかったこと申し訳ない。これからは話できるコンビでいたいと思う」と申し出ると、矢部も「そうやな」と返したという。岡村は「それからはもう密に連絡を取るようになって」とLINEで頻繁にやり取りをしていることを明かし、矢部も「また体調崩したらまずいから、俺からしたらカウンセリングみたいになった。そんなの（これまで他の）大人に打ったことないけど『とにかくよく食べてよく寝てください』とLINEを自分の相方に送っているという不思議」と2人の関係も急展開を迎えた。
そして「どういう方向性でどういう放送をしていけばいいかすごい考えた」という岡村やスタッフだが、結論として「矢部浩之しかいないという話になったんですね」と岡村。直接岡村が電話して依頼したところ、矢部は「ええよ」と承諾したため正式に矢部の復帰が決定。「あたらめて2人で再スタートさせていただくことになりました。そのスタートの日なんですが5月14日、つまりは今日ということでございます。本当にありがとうございます」と岡村が発表し、2人揃ってタイトルコールをした。もともとは2人で出演していた番組を2014年10月から岡村が1人で担当していたため、約5年半の歳月を経て矢部は復帰することになった。
この一連の流れを作る矢部浩之の出演を後押しした元TBSアナウンサーで2013年に矢部と結婚した青木裕子アナに、ネット上では「いい嫁だなぁ」「最高の良妻」「いい奥さんだなあ。夫の心の機微を感じとって背中を押してあげるところ」などの声があがり、「やべっちの嫁の一言が無かったら2人のオールナイトニッポンが復活する事は無かったのか!!」「グッジョブとしか言いようがない」「青木裕子さん本当に本当にありがとう」と矢部浩之の番組復帰を喜ぶファンから感謝されている。
TBS時代の青木裕子アナは、真面目なニュースを読み上げた後に礼をしてマイクに頭をぶつけたり、担当していた『サンデー・ジャポン』中に飛び込んだ訃報のニュース速報に「注目しないでください」と発言したことなどが目立つアナウンサーだった。しかし今回は「ええ相方にええ奥さんやわ。3人目のナインティナイン納得」「裕子夫人は3人目のナインティナイン」「青木裕子もはや3人目のナインティナインやん」とファンから“3人目のナインティナイン”と位置づけられるほどの存在感を発揮したようだ。
画像3枚目は『ナインティナインのオールナイトニッポン【公式】 2020年5月15日付Twitter「今日から「ナインティナインのANN」として再スタート！」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部 関原りあん）
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