色気のある女子は、モテます。でも、「色気」とはどんなものを指すのでしょう。整った容姿とスタイルでしょうか?胸元がはだけていること?年齢を重ねていること?
男性を惹きつける本物の色気をまとっている女性は、こうしたお色気のイメージとは少し違っているようです。色気のある女性は、いったい何が違うのでしょうか。


品のある女性らしさを持っている

「色気」という言葉を辞書で引いてみると、「異性に対する性的な魅力」を指していることが分かります。しかし「性的な魅力」といっても、「モテる色気」と「エロさ」は別物。色気のある女子に共通しているのは、いやらしさとは対極にある「品のある女性らしさ」です。
たとえば、一つひとつの所作が丁寧で上品だったり、いつも姿勢がいい、指先や毛先までケアされている、言葉遣いがきれい、色白でほどよくふくよかなのに手首や指が細い、ゆっくりとした仕草などなど…。これらは基本的に、男性には持つことができず、経験できないものです。
そうした「見た目の女性らしさ」や「女性ならではの品のよさ」を当然のように持っている女性が、異性である男性を惹きつけていくのです。


女性性をアピールしようとしていない

品のある女子はおしとやかな印象を与えます。色気の定義である「異性への『性的』な魅力」とは正反対にも思えますよね。でも、本当に色気のある女性には「しとやかさ」と「艶かしさ」が同時に備わっているんです。
肌を露出していないのにボディラインが分かるような服を着ていたり、男性の前でさりげなく足を組み替える、品があって清楚なのにふとした瞬間さりげなく男性の肩に触れてみる…。
しかし、たまに見せるそうした「女の顔」も、彼女たちは露骨にアピールしたりしません。服装やメイクもシンプルで、自分磨きをしていてもひけらかさず、下着やむだ毛などの見えないところに気を遣っています。
さらに男性を魅了するのは、異性の気を引くのには興味がなさそうなアンニュイな雰囲気。色気をまとうには、モテようと頑張る姿勢はどうやら逆効果のようです。


芯はあるけれど、多くを語らない

本物の色気は、内面からにじみ出るものです。自分の魅力をアピールする必要がないのも、彼女たちが自分のことをちゃんと理解していて、自分なりの芯を持っているから。一方で、まわりから「こう思われたい」という考えが基準になっている女子たちは、男性から「そう思ってもらう」ために女性としての魅力を頑張って伝えようとします。男の人には「焦り」として映るかもしれません。
芯がある人は、どう思われるかを気にしないから、男性と会話をしていてもどこか余裕があります。自分のことはあまりしゃべらず、自然と聞き上手になります。また「自分は自分、人は人」だと考えているので、相手の意見を否定することもありません。
ただ同調しようとする姿勢とは違った「余裕のある寛容さ」に、男子たちは「秘められた魅力」を感じて惹かれていきます。


色気の本質って?

特別に美人でもなければセクシーでもないのに、なぜかモテる女子があなたのまわりにもいると思います。彼女たちをよく観察してみると、今回お話したような「色気」が備わっていることに気づくはずです。もしかすると、同性の私たちには少し分かりづらい魅力なのかもしれません。
色気の本質は、「見た目の女性らしさ」と「内面の強さ」の両立です。小手先の女子力を駆使するだけでも、自我が強いだけでも、色気をまとうことはできないのです。その2つを持ち合わせていながら、自分の魅力をひけらかさない女性に本物の色気は宿ります。色気は自然に醸し出されるゆえに、身につけるのは難しいもの。この記事を読んで少しでもヒントになるものが得られていたら幸いです。(矢野ふみ/ライター)
(ハウコレ編集部)

モテるあの子はなんであんな色気が...いったい私と何が違うの?