一日に何度も「イヤ」と言われるとお母さんもイライラが募ってしまいます
子どもが2歳くらいになると自己主張をはっきりするようになり、何に対しても「イヤ!」というようになります。“魔のイヤイヤ期”と呼ばれる時期です。
ご飯を食べるのもイヤ、お風呂に入るのもイヤと言いなかなか思い通りに動いてくれません。1日に何度もイヤと言われ振り回されると、お母さんもイライラが募り感情的になってしまうことも。
そんな時には子どもの気持ちを受け入れて行動を正してあげると、親子の衝突もグンと減ります。


「イヤ」にも子どもなりの理由がある。それをくみ取り受け入れてあげよう
2歳のMちゃんのお母さんは毎日イライラしていました。
こだわりの強いMちゃんはお母さんが着替えるよ、もう寝るよと言っても「イヤ」としか言いません。挙げ句の果てには布団かけてと言われ、かけてあげるとそれが気に入らず怒ってしまう始末。これは2歳くらいの子どもによくある光景です。
一見ワガママとも思える言動ですが「イヤ」の気持ちに本当の理由が隠れているのです。それを理解し受け止めてあげることが大切です。


まずは気持ちを受け入れる。そうすると子どもは親の言うことに耳を傾ける
子どもが「イヤ」と言う理由は様々です。「お風呂に入るよ」と言われたときに大好きなおもちゃで遊んでいると「まだ遊びたい」と思っていたりするもの。そんな時は「まだ遊びたいよね」と伝えましょう。
お母さんが気持ちを理解してくれていると分かると、子どもは落ち着きを取りもどします。そのあと「でもお風呂に入って奇麗にしようね」と伝えましょう。
先に子どもの気持ちを受け止めてあげてから行動を正すことで親子の衝突は減るはずです。


イヤイヤ期を経験することで折れない心と気持ちを立て直す力を育む
2歳のイヤイヤ期を経験することで子どもはグンと成長します。イヤイヤ言うのは思い通りにならないことがあるからです。その気持ちをお母さん受け入れてもらうことで気持ちを立て直します。
それを何度も繰り返すことで、少しのことでは折れない心と自分で自分の気持ちを立て直す力を身につけていくことができるのです。
2歳は最初の反抗期でもあり手がかかる時期です。今は子どもの心を育てていると思い、一緒に乗り越えてあげてください。


今日の1日1成長
親子の衝突が増えるイヤイヤ期。まずは子どもの気持ちを受け入れよ
子どもの自己開示力も1成長、お母さんの観察力も1成長。
吉田あき(文)むらたますみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/
(mamagirl
掲載:M-ON! Press