今サッカー界で最も輝く若手選手の一人である、ドルトムントノルウェー代表FWアーリング・ハーランド。数々のビッグクラブがハーランド獲得の機会を狙っているが、なかでもレアル・マドリードは19歳のFWに強い関心を抱いていると言われている。スペイン紙『マルカ』は17日に、レアルハーランドを獲得するメリットとデメリットを検証している。

◆■レアルハーランドを獲得すべき理由

1. 圧倒的なゴール数
今年1月にドルトムントへと合流して以来、今シーズンのブンデスリーガではすでに10ゴールを決めている。良質なアシストが期待できるレアルで、ハーランドはさらなる爆発を見せるかもしれない。

2. 若さ
弱冠19歳のハーランドには、自身の改善点を修正するための時間が十分にある。レアルでさらにレベルアップをはかることも可能だろう。

3. 純粋なストライカー
現在“白い巨人”は、純粋な「9番」を欠いている。同ポジションはカリム・ベンゼマが務めているが、本来彼は別タイプの選手だ。

4. ドルトムントが売り手クラブである
近年、ドルトムントはトッププレーヤーを売却することで、多額の利益を得ている。レアルも、ドルトムントの“優良顧客”になり得る可能性が十分にある。

◆■レアルハーランドを獲得すべきでない理由

1. 経験の欠如
レアルプレーすることを前提として考えた場合、ハーランドブンデスリーガでより多くの経験を積む必要があるだろう。

2. プレッシャー
レアルプレーするということは、大きなプレッシャーにさらされるということを意味する。若いハーランドにとって、このプレッシャーが悪影響となるかもしれない。

3. 定期的な出場機会が必要
ハーランドのような成長過程にある選手は、定期的に試合に出場する必要がある。レアルでは、出場機会を保証されることがない。ルカ・ヨヴィッチを見れば、それがよく分かるだろう。

4. ドルトムントは「理想的な居場所」
ハーランドは、自身の短所を改善し、長所を伸ばさなければならず、その点でドルトムントは完璧なクラブだろう。大きな挑戦をするのは、選手としてのランクをさらに上げてからでも決して遅くない。

ドルトムントで活躍するハーランド [写真]=Getty Images