リバプールユルゲン・クロップ監督がプレミアリーグ打ち切りによる優勝取り消し説に言及した。ドイツ『DFBアカデミー』の内容をもとにイギリスリバプールエコー』が伝えている。

史上最強との呼び声も高い稀にみる強さで今季のプレミアリーグで首位に立つリバプール。2位のマンチェスター・シティに勝ち点差25をつけ、悲願の初優勝まであと勝ち点6に迫っていた。

しかし、世界的に流行する新型コロナウイルス(COVID-19)により、第29節消化時点で中断を強いられているプレミアリーグ。19日から小グループでの練習を開始することを発表し、再開に向けて着々と動きを進めているものの、シーズン打ち切り、そして無効説も挙がっている。

仮に無効となれば、初のプレミアリーグ制覇を目前とするリバプールにとって由々しき事態となるが、クロップ監督はシーズンが終了となってもリバプールチャンピオンになるべきという姿勢を崩していない。

「シーズンを無効にするという話があった。それを聞いて『シーズンの76%をプレーしていてなかったことにするのか?』と」

「それは個人的には不公平だと思った。我々はホームでも、アウェイでも1位だ。チャンピオンになるべきシーズンだ」

「危機に対処することは最も重要なことだ。しかし、特定のものがそれほど重要でないからといって、全く意味を持たなくなるというわけではない」

チャンピオンにならないことよりも人生にはもっと悪いことがあると思う。私たちの周りの多くの人々が大きな問題を抱えている。人々は死ぬ。それは常に起こるが、現時点では私たち全員が知らなかったウイルスへの準備ができている」

「すべてを準備することはできず、その場に応じて対応する必要もある。これが私の人生の多くを占めており、予想外のことに対応していく」

また、16日にはブンデスリーガが約2カ月ぶりに再開。クロップ監督は、サッカーも取り戻されるべきだと考えているようだ。

「人々は『人が死んでいるときにフットボールについて考えるのか?』と言うかもしれないが、当然のことながら、他のすべての分野と同様に、この後の準備をする必要がある」

フットボールに関しては、ある時点でトレーニングを開始し、全員が安全であることを確認するために、独自の対策を講じる」

ドイツで行われ、今はイングランドでも取り組んでいる。イングランドのプロクラブのトレーニングセンターが最も安全になる。感染する場所はまったくない」

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