映画「みをつくし料理帖」(10月16日[金]公開)キャスト陣13人によるインタビュー映像リレー第4弾に、劇中で主人公・澪(松本穂香)を温かく見守る二人の男性、御膳奉行の小松原を演じた窪塚洋介と、町医者・永田源斉を演じた小関裕太が登場した。

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窪塚は、「原作から力と癒しをもらい、出演できることに舞い上がるような気持ちになったと出演依頼の当時を振り返、主演の松本については脚本の読み合わせから心が揺さぶられる女優さんだったと印象を語り、現場では澪のファンでしたと明かす。

一方、小関も「僕の澪のイメージに近くて、会話をしていてもナチュラルで居心地がいい」と称賛。さらに、劇中の料理について、撮影後に食べた「しぐれ煮がとてもおいしかった。その表情は(撮影後だったので)カメラには残ってないです(笑)」と笑顔で答え、料理だけでなく人との関わりも味わい深い作品だと話している。

■ 物語

時は、享和二年。大坂。8歳の澪(松本穂香)と野江(奈緒)は、暮らし向きが違えども仲の良い幼なじみだった。「何があってもずっと一緒や」と約束を交わす二人だったが、その約束の夜から大坂に大洪水が襲う。

それから時は流れ、江戸の神田にある蕎麦処「つる家」に、女料理人として働く澪の姿があった。あの大洪水で両親を亡くし、野江とも離れ離れになってしまった澪は、「つる家」の店主・種市(石坂浩二)に助けられたのだった。

種市に天性の料理の才を見出され、女でありながら料理人として働いていた澪。江戸の味になじめず試行錯誤の日々を過ごしていたが、やがて「つる屋」の看板料理を見出していく。

たちまち江戸でも評判になっていく店に、ある日吉原の扇屋で料理番をしている又次(中村獅童)という強面の男がやってきた。吉原で頂点を極めるあさひ太夫のために澪の看板料理を作ってくれと頼むのだった。そして、この日を境に運命の歯車が動き出す。

幾度となく訪れる艱難(かんなん)辛苦を乗り越えながら、料理に真摯に向き合い、運命を切り開いていく女料理人の成長と、不変の友情を描いた爽快な物語。(ザテレビジョン

映画「みをつくし料理帖」で御膳奉行の小松原を演じる窪塚洋介