公開延期が発表されていた映画『プラド美術館 驚異のコレクション』の日本公開日が7月24日に決まった。

4月10日に公開を予定していたが、新型コロナウイルスの影響を受けて公開日が延期されていた同作は、かつてのスペイン王国の王族が「知識ではなく心で選んだ」という約8700点の作品が収蔵されるプラド美術館に密着したドキュメンタリー。カメラで接写したディエゴ・ベラスケス、フランシスコ・デ・ゴヤ、エル・グレコらの作品をはじめ、ミゲル・ファロミール館長や学芸員が紹介するヒエロニムス・ボス『快楽の園』、クララピーターズの静物画、収蔵品を保存、修復、研究するスタッフの作業風景、新たなプロジェクトに参加する建築家ノーマンフォスターの声を通して美術館の魅力に迫る。ナビゲーターをジェレミーアイアンズ、日本語吹替版のナレーターを今井翼が担当。

公開日が決まったことを受けて、今井翼は「歴史あるスペインの風景と美術が広がり、実際にプラド美術館に訪れたような気持ちにさせてくれる充実の映画になっています。当初よりも公開が遅れていますが、この作品を通して異国情緒をお楽しみいただける平穏な日常が戻ることを祈っております。」とコメントしている。

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