検察側の罪人」の雫井脩介原作の同名ベストセラー小説を、『十二人の死にたい子どもたち』(18)の堤幸彦監督が映画化した『望み』の公開が10月に決定。あわせて、ティザービジュアルとメインキャストである堤真一、石田ゆり子を取り巻く豪華追加キャストが発表された!

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自身がデザインした優雅な邸宅で、妻・貴代美(石田)と2人の子どもと暮らす一級建築士の石川一登(堤)。その平穏な日常は、高校生の息子が無断外泊をした夜、同級生が殺害される事件が起きたことで一変する。その日を境に連絡が途絶えてしまった息子は、事件に関与している可能性があると疑われるが、やがてもう一人殺されているという噂が流れ…。

物語の最重要人物とも言える石川家の長男・規士を演じるのは、ドラマ「中学聖日記」でデビューし、『奥様は、取り扱い注意』(近日公開)など出演作の公開が控える岡田健史。原作の大ファンであるという岡田は、「僕が現時点で語れることはかなり限られています」と前置きし、「愛とは、親子とは、人とは、いろんなことを考えさせる作品。ぜひ劇場で観てください」と意気込みを語った。

そんな規士の妹で石川家の長女・雅を演じるのは、『3月のライオン(17)、『ちはやふる -結び-』(18)、『愛唄 -約束のナクヒト-』(19)など話題作への出演が続く清原果耶。兄を心配しながらも、将来への不安を抱える少女を演じた清原は、「とにかく積み重ねの日々で、堤監督が溢れんばかりの熱量で導いてくださるのがとてもありがたかったです。それぞれの“望み”の形と、たどり着く先を一緒に迎えてくだされば幸いです」とコメントを寄せている。

また、事件の真相を暴こうと石川家へ取材を切り込む記者・内藤役に松田翔太、事件を捜査する刑事・寺沼役に加藤雅也、貴代美の母・扶美子役に市毛良枝、そして一登の取引先である建設会社の社長・高山役に竜雷太と、実力派ベテランキャストが集結。堤幸彦のメガホンのもとで繰り広げられる演技合戦にも注目だ。

解禁されたティザービジュアルには、幸せそうな石川家が写しだされているが、ただ一人暗い表情でうつむく息子の姿が。彼が内に抱えているものとはいったい…?「愛する息子は殺人犯か、被害者か。」――そのコピーが意味するところを考えながら、劇場公開を待ちたい。

文/トライワーク

映画『望み』は、KADOKAWA配給で10月全国公開/[c]2020「望み」製作委員会