今夏の移籍市場では、様々な注目株がいる中で、最も話題に挙がる1人がインテルアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスだ。

母国アルゼンチンのラシン・クラブから2018年7月にインテルに加入して以来、チームの貴重な得点源として活躍。今シーズンもここまでセリエAで22試合に出場し11ゴール3アシストチャンピオンズリーグでも6試合に出場し5ゴールを記録していた。

ラウタロには、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの後継者を探すバルセロナが早くから獲得に着手。今夏の移籍市場での最注目株となっているが、その実力はいかほどなものか。今回は、ラウタロの今シーズンのベストゴールを5つ特集する。

5位:2019-20シーズン CL グループステージ第2節 バルセロナ

試合開始早々の前半3分、味方のパスに抜け出したラウタロは、相手DFラングレのプレッシャーを受けながらも、うまく相手を押さえつけながら、最後は滑り込みながら左足でシュートを放った。シュートは名手マルクアンドレ・テア=シュテーゲンのセーブをかい潜り、ファーサイドサイドネットを揺らした。試合には敗れたものの、その得点力をバルサに示したゴールだった。

4位:2019-20シーズン セリエA 第8節 サッスオーロ戦

4-3の壮絶な打ち合いになったこの試合の口火を切ったのがラウタロだった。MFブロゾビッチからのパスをボックス内左で受けたラウタロは、相手DFと対峙すると、右にワンタッチ分だけずらし、シュートコースを作る。そのまま短い振りで右足を振り抜くと、ボールは逆サイドサイドネットに吸い込まれた。勢いに乗ったラウタロはこの試合で2ゴール1アシストと大活躍であった。

3位:2019-20シーズン CL グループステージ第4節 ドルトムント

ロングボールの処理を誤った相手DFアカンジのミスを突いたラウタロがルーズボールを拾い、ドリブルで突進。カバーに来たDFフンメルスに対応されながらもボックス右に侵入し、左足でシュートをねじ込んだ。ゴールへの嗅覚と強引な突破力が見えたゴールだった。

2位:2019-20シーズン CL グループステージ第5節 スラヴィア・プラハ

FWロメル・ルカクが右サイドで仕掛けてボックス右から右足で折り返し、ラウタロが落ち着いて右足ボレーで合わせた。しっかりボールの芯を捉えたシュートには相手GKも全く反応できず、ネットを強く揺らした。今シーズン抜群の連携を見せるルカクと二人で奪ったゴールだ。

1位:2019-20シーズン セリエA 第14節 SPAL戦

ボルーを奪いショートカウンターに転じると、ラウタロがボールを運ぶ。ルカクを囮にしながら、ボックス手前右まで侵入し、右足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール左隅に決まった。ラウタロはこの試合で2ゴールを挙げチームの勝利に貢献。インテルは第6節以来となる首位浮上に成功していた。

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