かつてC大阪や大宮でプレーしたブラジル人FWピンパォンが吐露

 かつてJリーグセレッソ大阪大宮アルディージャに在籍したブラジル人FWホドリゴ・ピンパォンが、2015年から5シーズンにわたって在籍していたボタフォゴから給料の一部が未払いであることを明かした。衛星放送「FOXスポーツ」ブラジル版が報じている。

 現在32歳のピンパォンは、2011年にC大阪と大宮でプレー。その後、韓国やイランのクラブなどを渡り歩き、2015年に母国ボタフォゴに加入。2015-16シーズンはUAEのエミレーツ・クラブに在籍したが、2016年にボタフォゴに復帰していた。今年からブラジル2部リーグのセントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ(CSA)に移籍している。

 現在、MF本田圭佑も所属しているボタフォゴに、5シーズンにわたって在籍していたピンパォンだが、「今日も受け取りを待っている状態」と給与の一部が未払いであることを明かしている。

 ボタフォゴで過ごした時間は有意義だったとするピンパォンだが、クラブを去る際は不満が残ったという。契約延長に向けてクラブと話し合っていたものの、前ダイレクターのアンデルソン・バロシュ氏がパルメイラスに移ると、交渉は突如としてストップしてしまったという。

「昨年の7月から契約更新についての話し合いはしていた。でも、アンデルソン・バロシュがいなくなった。その後、誰が引き継いだのか、忘れたよ」と言及。それでも通算139試合に出場し、21得点を挙げたクラブに対して、「ボタフォゴ在籍時のことについては、そのすべてに感謝している」と謝辞を述べている。

 しかし、給料が未払いの状況で本田らを獲得したことについては疑問に抱いているようだ。「僕は6カ月前にクラブを離れて、今も受け取るのを待っている。そこで仕事をしていた者に給料を払えないのであれば、クラブが偉大な選手を獲得しようとするのは良いことだとは思わない。ボタフォゴには感謝をしているけど、同時にとても怒っているよ。僕の給料は、彼らの半分にも満たないはずだからね」と不満を吐露していた。(Football ZONE web編集部)

ボタフォゴ在籍時のブラジル人FWホドリゴ・ピンパォン【写真:Getty Images】