21日、香川県高松市の弁当販売店で、女性従業員の髪を丸刈りにしたとして、53歳の女性店長と35歳の女が暴行の疑いで逮捕されたことが判明。その行動に怒りの声が相次いでいる。

 2人は今年4月、客から「弁当の中に髪の毛が入っていた」と苦情を受けた24歳のアルバイト女性に激怒。35歳の女が脅迫めいたLINEを送信した上、両者が「坊主にしな」と脅し、頭を掴みダンボールの上で押さえつけ、ハサミで丸刈りにした。女性にとって髪は命の次に大事なものと言われる。入っていたとされる髪の毛もアルバイト店員のものとは限らない。そのような状況で髪を切る暴挙に出るとは恐ろしい限りだ。

 警察の取り調べに、35歳の女は容疑を認めているが、54歳の店長については「脅迫の内容は知らないし、暴行の現場も見ていない」と否認しているそう。いずれにしても、被害を受けた女性が無理やり丸刈りにされたことは事実で、身体的はもちろん、精神的にも大きな苦痛を与えたことは明白だろう。

 あり得ない事件に、「神経がわからない。怖い。」「女性はさっさとバイトを辞めた方がよかった」「普段からいじめていたのでは」「女だけの職場はこれがある。派閥を作って、表ではいい顔して裏で足の引っ張り合い。怖すぎる」など驚きや怒りの声が上がる。

 そして、「まずしっかり髪の毛が入っていた子が事実か否か確認するべきだったのでは」「髪の毛が入っていると言われたら、まず全員を疑うはず。なぜクレームを受けた女性の責任になるのか」「アルバイト契約にして、責任だけしっかりと負わせる。酷い」「こんな弁当店の弁当は食べたくない」と店の運営方針や逮捕された女の行動を糾弾する声も上がった。

 クレームを一方的に24歳女性に押し付け、共謀して髪を切った2人の女性。あまりにも酷すぎる。  

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