車の維持費って意外とかかりますよね。
車検をはじめとした点検整備費用や自動車税、任意保険にガソリン代など・・・。
車を保有しているのであれば仕方のないことですが、維持費は少しでも抑えていきたいものです。
税金や保険料は金額が決まっているため節約できませんが、かんたんなメンテナンス代であれば自身でやることによって費用を安価に抑えることができます。
ワイパーゴムの交換(難易度★☆☆☆☆)
DIY初心者が最も作業しやすい作業の代表格が「ワイパーゴムの交換」です。
これから雨が多く降る梅雨の時期がやってきます。水はけの悪いワイパーのままだと雨天時の運転に支障をきたす場合がありますから、この機会に交換してみましょう。
ワイパーの交換に関しては
ゴムだけ交換
ブレードごと交換
の2つの交換作業があり、前者の方が部品代が安く後者の方が高いというイメージを持っておきましょう。
作業自体はブレードごと交換した方が早いですが、車が新しいのであればゴムだけ交換することをおすすめします。
作業自体は非常に簡単。ワイパーブレードを取り外す際は引っかかっているツメを抑えながら引き抜き、ゴムはスライドして外せばOK。
ワイパー本体を見るとツメやゴムが付いている方向がわかりますので、その方向に沿って取り外せば問題ありません。
ワイパーの部品はカー用品店で購入することができます。注意すべき点はワイパーゴムの長さを間違えないことと、作業時にフロントガラスを傷つけないようにするという2点です。
ヘッドライトやブレーキランプなどの電球の交換(難易度★★☆☆☆)
次は電球の交換です。
ヘッドライトやブレーキランプの球切れをした際に行う作業となりますが、お店に頼むと「部品代数百円で工賃が約1,000円」といったケースもあります。
車種と取り付けられている電球の種類にもよりますが、電球の交換も自分でできる作業です。
作業をする前に必ず取扱説明書を確認し、電球の交換方法をチェックしましょう。
車種によっては自身で作業できない場合や、LEDやHIDなどの特殊な電球を使っている車もありますから、まずは自分自身で交換できるかどうかの確認は欠かさないことが鉄則です。
最も標準的な電球を使っている車種に関しては、カー用品店で汎用品の電球を購入し取扱説明書に沿って交換するだけの比較的簡単な作業です。
ハロゲン球のヘッドライトを交換するときの一般的な例としては
①ボンネットを開ける
②ヘッドライトの電球についている配線を抜く
③防水カバーを外す
④電球を固定している金具を取り外し、電球を時計回り(反時計回り)に回して外す
⑤新しい電球をつけて外した部品を逆の順番で取り付けていく
といった流れです。
ブレーキランプに関しては、電球に直接アクセスできない車種が増えてきていて、カバーを外す必要があったり電球周辺の内張りを外したりとやや大変になりますが、こちらもヘッドライトと同様に作業方法が取扱説明書に記載されていますので、その通りに行えばミスをすることは少ないでしょう。
エアコンフィルターの交換(難易度★★★☆☆)
最後はやや難易度が高めの作業です。
車は雨風をしのぐ以外にも、夏場は涼しく冬場は暖かい環境を整えられる個室です。その重要な役割を担っているのが「エアコン」。
家庭用のエアコンと同様にカーエアコンにもフィルターが付いています。家庭用との違いは、外したら洗うのではなく「交換タイプ」ということです。
カーエアコンのフィルター交換もご自身で行うことができますが、前述の2つの作業よりも難易度は高め。
その理由は「フィルターへのアクセスのしにくさ」にあり、車種によっては室内の奥まった場所にフィルターの格納場所がある場合があります。
例えば現行型の日産セレナの場合、グローブボックスを取り外しセンターコンソールの奥の部品を外さないとフィルターの姿を見ることができないため、やや大変です。
この作業に関しては取扱説明書に記載されていませんが、エアコンフィルターを発売しているメーカーのホームページで検索すると掲載されている車種もありますから、参考にしてみるといいでしょう。(参考サイト:デンソー車種適合ページ)
難しそうに見えて意外と簡単な作業はコレ!
今回紹介した3つ以外にも簡単な作業は多くあります。
代表的な例としては「リモコンキーの電池交換」があります。対応している電池を購入し、カギについているネジやツメを外してあげれば比較的簡単に交換することができます。
電池に関しては100円ショップで買えるものだと持ちが悪いこともありますから、家電量販店などで購入することをおすすめします。
まとめ
今回紹介した軽整備は、車の取扱説明書に記載されている項目をメインにピックアップしました。自分でできる作業が増えると達成感だけではなく、車に対する愛着もより高まっていくはずです。
お店に頼めばすぐにできてしまう作業は自身で行うと手間にもなる作業ですが、かかった時間以上に得られるものも多いはずです。
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