アーセナルに所属しているボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツの妻であるベラ氏が、禁止武器の所持で警察に一時的に拘束されたという。イギリスメディア『サン』が23日に報じた。

 ベラ氏はドイツフランクフルトからイギリスロンドンへ航空機で移動した際に、禁止武器であるスタンガンを所持していたことが発覚し、一時的に警察に拘束されていたようだ。

 昨年7月にコラシナツ、アーセナルでチームメイトの元ドイツ代表MFメスト・エジルロンドン北部ゴールダーズ・グリーン地区で車に乗っていたところ、ナイフを持った2人組の男に襲われる被害に遭った。この事件を受けて、ベラ夫人は防犯用にドイツスタンガンを購入した模様だ。

 コラシナツの広報担当者は「ベラ氏はフライトオペレータースタンガンの持ち込みが可能であるかどうかをメールにて確認していた証拠がある。しかし、メールにて違法であることを知らさせた時には、既に彼女は機内にいて、携帯電話の電源を切っていた。航空会社は税関職員に彼女が禁止武器を所持していることを伝えていた。ドイツでは所持者が許可を得ている場合、スタンガンの持ち込みは違法となっていない。彼女は違法行為をしていると認識していなかったため、税関申告をしなかった」とコメントしている。

 ベラ氏は泣きながらスタンガンが防犯用であることを主張したという。口頭注意のみにとどまり、既に入国を許可されたようだ。

コラシナツの妻がロンドン空港で拘束 [写真]=Getty Images