女子プロレスラー木村花さんの痛ましい死から一日。木村さんが出演し、死の原因となったのではと言われるのが、フジテレビ制作の人気番組「テラスハウス」です。
その「テラスハウス」の公式サイトでは
「木村花さんの突然の訃報に接し、言葉を失っております。ご親族の皆様へ謹んでお悔やみ申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます」という弔辞が掲載されました。因みに、制作サイドが二行について違和感を抱いたのは本サイトだけでしょうか。
フジテレビのお昼の看板番組「バイキング」では、この痛ましい「事故」をMC坂上忍氏が取り上げ、一応、コメンテーターから一通りのコメントをもらったあと、「ご冥福をお祈り申し上げます」旨の一言でまとめたあと、韓国で同様の原因で死を遂げたク・ハラさんの話題へ。さらに、ク・ハラさんの遺産相続のゴタゴタに話題が及びます。
確かに日本だけでなく韓国でもSNSの誹謗中傷のさらされて、悲劇に遭った例を取り上げるのは分からないでもありません。
しかし「バイキング」は「テラスハウス」と同様、フジテレビ制作。もう少し、自社制作の番組が原因かも知れない、木村さんの死について掘り下げる事も出来たのではないでしょうか。人一人の命が亡くなっています。自社制作の番組において。ネットでは
「テラスハウスが炎上させたのでは」
「話題を逸らした」
「遺産問題にすり替えた」
などが散見されます。
もちろん、最も非難されるべきは木村さんに対して誹謗中傷をしたネットの心無い声ですが、自らの番組制作に問題はなかったかの反省があっても然るべきではないでしょうか。（文・編集部）
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