ブレシアの元イタリア代表DFダニエレ・ガスタルデッロが、リーグ再開に向けて動き出すセリエAに待ったをかけた。イタリアフットボールイタリア』が伝えている。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で3月中旬から中断されているセリエA。しかし、感染拡大が徐々に落ち着きを見せ始めたことから、6月中の再開を目指して動き始めている。

しかし、過密日程や開催に向けたプロトコル、そして健康上の問題など、問題は山積。無理に再開を急がず、場合によっては中止すべきとの声もあがっている。

そんな中、コロナ禍の影響を顕著に受けた地域の1つであるロンバルディア州のクラブであり、最下位に沈むブレシアの主将であるガスタルデッロはイタリアRadio Anch’io Sport』のインタビューを通して、リーグを再開すべきではないとの見解を述べた。

「私は自分の考えを貫く。私の意見ではリーグを再開させることは、無理やり強制していると思う。選手の健康リスクを犯している」

イタリアのここ以外の地域では、ロンバルディで何が起きたか認識されていないのかも知れない。我々は難しい時期を過ごし、多くの人々が死んだ。このみんなはなぜリーグ再開について考えているのかと私に聞くが、彼らが言いたいことが分かる。人々は愛する人を失ったんだ」

「何事も再開しなければならないが、先ほど言ったように、私の意見では、再開させるために躍起になってしまっていると思う」

「解決策は中止することだ。そうすれば次に何ができるか決断する時間が生まれる。最下位の私たちは降格することになる。その通りだ。しかしフットボールはみんなの情熱でなければならない。今、選手たちを見ると、その情熱を失っているように見えるし、その他の利益が見え隠れしている」

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