26日、ブンデスリーガ第28節で2位につけるドルトムントはホームに首位バイエルンを迎える。ドルトムント公式HPがルシアン・ファブレ監督及びミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)のコメントを掲載している。

 勝ち点61でトップに立つバイエルンに対し、ドルトムントは同57で差は4ポイント。この試合で順位が逆転することはないものの、王者バイエルンをここで倒すことができれば、8年ぶりの王座奪還に向けて好機が見えてくることになる。

 昨年11月のバイエルンとのアウェイ戦に4-0で完敗したドルトムント。それでも8月に『ジグナル・イドゥナ・パルク』で行われたスーパーカップには2-0で完封勝利。さらに昨シーズンのホーム戦は激戦の末3-2で勝利しており、今回の対戦ではホーム戦3連勝を目指す。

 バイエルンとの試合を「いつだって特別」と語るファブレ監督は、冬に獲得した新戦力にも期待を寄せた。特に、ユヴェントスから加入したドイツ代表MFエムレ・ジャンは前節ヴォルフスブルク戦で戦線復帰。さらに、ケガで離脱していたベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルも「メンバー入りの可能性は十分にある」としている。

 またツォルクSDは、伝統の一戦を「最も力のあるチーム同士の直接対決」と表現。リーグ戦再開後はやるべきことができていたといい、「相手がバイエルンでも、我々はいつでもゴールを奪う力がある。勝機はあるよ!」とコメントしている。

 リーグ戦再開後はシャルケに4-0、ヴォルフスブルクに2-0と無失点で快走するドルトムント無観客試合のため“黄色い壁”の恩恵は少ないかもしれないが、それでも得意のホームスタジアムで宿敵バイエルンを破り、首位奪還に近づくことはできるだろうか。

ブンデスリーガで2位を走るドルトムント [写真]=Pool via Getty Images