モナコに所属する元スペイン代表MFセスク・ファブレガスが、2014年にチェルシーに移籍した時の逸話を明かした。25日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 現在33歳のセスクバルセロナアーセナルの下部組織出身で、2003年にアーセナルでトップチームデビュー。2011年夏には古巣であるバルセロナへと移籍し、2014年夏にチェルシーへと加入した。

 セスクは元イングランド代表リオ・ファーディナンド氏とのインタビューで、「モウリーニョが一番僕の心を掴んでいた」と古巣のアーセナルと同じくロンドンに本拠地を置くチェルシーへの移籍を決断した理由がモウリーニョ監督にあったことを明かした。

「彼から電話があって、『私はただ2人の選手が必要だ。我々はジエゴ・コスタと間もなく契約を結ぶだろう。そして君がここに来れば優勝できる』と僕に言ったんだ。彼は非常にうまく機能するシステムを持っていて、そのために特定の選手を必要としていたんだ」

「彼は素晴らしい選手にとって完璧な監督だ。彼は心理的なところを刺激してくれるし、それがモチベーションになる。連勝をしていたある日、彼から連絡がきた。いいプレーをしていると言ってくれると思ったら、前の試合の出来が酷かったと僕たちに言ってきたんだ。そうやって心を揺さぶられていたね」

(中央)セスクが(右)モウリーニョ監督との逸話を明かした [写真]=Getty Images