アメリカで21歳の男が12歳の少女の部屋にいたところを発見され、逮捕される事件が発生した。今月に行われた裁判で、この男は少女の部屋のベッドの下に1か月間も身を潜めていたことが明らかになった。『The Sun』『OregonLive.com』などが伝えている。

米オレゴン州でザカリアス・エイドリアン・カヴァゾス(Zacharias Adrian Cavasos、21)が12歳少女の部屋に1か月にもわたって隠れ住んでいたことで逮捕され、今月6日にポートランドの地方裁判所で裁判が行われた。法廷記録によると、カヴァゾスと少女は昨年12月にSNSを通じて知り合ったようだ。

当時、ワシントン州に住んでいたカヴァゾスは今年2月に少女に会うためにオレゴン州に行き、同州にあるホテル「ワイルドホースリゾート・アンド・カジノ(Wildhorse Resort & Casino)」で初めて少女と対面したという。2月10日には少女の自宅を訪れ、そのまま住みついてしまった。

カヴァゾスは少女と一緒に暮らす祖父に自分の存在を気づかれないために、ベッドの下でマットレスを支えるスラットベースを外して空間を作り、1か月間ベッドの下に身を潜め、時にはクローゼットに隠れるなどして住んでいたという。しかし2月25日、少女の祖父に見つかってカヴァゾスは部屋を追い出された。

しかしカヴァゾスは凝りなかったようで、少女の部屋へこっそりと戻って来たのだ。そして3月11日に再び見つかったカヴァゾスは警察に通報され、逮捕された。カヴァゾスは逮捕後の取り調べで、少女と性的な関係を持ったとし、未成年者への性的虐待の罪で起訴された。

裁判でカヴァゾス側の弁護士は「本人は知的障害があり精神的に未熟である」と訴え、少女に対して暴力的な行為がなかったことと過去に犯罪歴がないことを付け加え、カヴァゾスの無罪を主張した。

しかし米連邦検事の補佐官であるジェニファー・マーティン氏(Jennifer Martin)は「21歳と12歳の性的関係を恋愛のうえに成り立ったものだと認めることはできない。法的には被害者が未成年ということもあり同意したと立証することは不可能である」と語った。

このたびの裁判ではカヴァゾスの弁護士の主張により、新型コロナウイルスの感染を懸念して刑務所を釈放されたが、カヴァゾスは少女への接近禁止はもちろんのこと、夜間外出禁止に加えコンピュータ上でのやりとりの監視、さらに全ての外出行動はGPSで監視されるとのことだ。

画像は『OregonLive.com 2020年5月6日付「Washington man accused of hiding for a month in bedroom of 12-year-old Oregon girl, sexually abusing her」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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