シルベスター・スタローン演じるジョン・ランボーが“最後の血戦”に挑む『ランボー ラスト・ブラッド』(6月26日公開)で、日本語吹替版が同時公開されることがわかった。スタローンの吹替えでおなじみのささきいさおをはじめ、武田真治、ケンドーコバヤシ花澤香菜といった豪華キャストが、シリーズの集大成に結集する。

【写真を見る】放送中のアニメ「グレイプニル」などでも活躍中の花澤香菜がランボーの“愛娘”役に

本シリーズを長年“声”で支えてきたささきは、「こちらは声の演技だけだが、スタローンは70歳を過ぎても、たくましい体と激しいアクションを見せてくれる。見事と言うしかない」とスタローンへの敬意を込めたコメントで、往年のファンの心を熱くさせる。

また、本作でランボー最大の敵として立ちはだかるメキシコの人身売買組織のボス、マルティネス兄弟を、NHK「みんなで筋肉体操」でランボー顔負けの肉体美を披露した武田(兄ウーゴ役)と、昨年大ヒットした劇場アニメプロメア』(19)などでも声優を務めたケンドーコバヤシ(弟ビクトル役)が担当。幼いころに本シリーズを見て育ったという2人が、並々ならぬ熱量でランボーに挑む。

さらに、天涯孤独だったランボーが育ての親として見守ってきた“愛娘”ガブリエラを、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズや『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(19)などで活躍する人気声優、花澤香菜が務めるのも注目ポイントだ。

公開まで1か月弱、‟一人軍隊“とも称された無敵の帰還兵ランボー。その約40年におよぶ戦いのクライマックスを吹替えキャストがどう盛り上げてくれるのか、大いに期待したい!

<キャスト コメント>

ささきいさお

スタローンを初めて吹き替えたのは『勝利への脱出』(80)だった。鍛え上げた肉体を持つ若きヒーローだが、独特の低音も魅力だった。

ランボーも初めはナイーブな青年だった。作品を重ねるごとに派手なアクションが売りになり、この『ラスト・ブラッド』でも悪は徹底的にやっつける。こちらは声の演技だけだが、スタローンは70歳を過ぎても、たくましい体と激しいアクションを見せてくれる。見事と言うしかない」

■武田真治

ランボーは、自分が映画に夢中になるきっかけになった作品の一つです。幼少時代、ものすごい衝撃を与えてくれた映画の続編に参加できるのは本当に光栄で、これもひとえに筋肉のおかげだなと思いました(笑)。初挑戦の洋画の吹替えはとても難しく、これまでの役者の経験とはまた違った技術や集中力が必要でしたが、ささきいさおさんやケンドーコバヤシさんの声に刺激をもらいながらなんとか録り終えることができました。

73歳のスタローンの筋肉は本当にすごくて、年齢と筋肉量という観点では世界最高峰だと思います。この映画を観たあとは絶対に筋トレをしたくなると思います!ランボーの40年間変わらない『やられたら、やられた以上にやり返す』という、ちょっと歪んだ美学は必見。ぜひ皆さんもこの決死の復讐の目撃者になってください」

ケンドーコバヤシ

「まさかランボーシリーズのオファーがくるとは!普段からランボーには憧れていて、『ケガをしたらウイスキーぶっかけて自分で縫って治したい』と思っているのでうれしかったです。敵の極悪兄弟の弟役なのですが、あまりの悪さに自分でもビックリするくらい低い声が出ました。

今回のランボー戦闘力もハンパなくて、過去に観た映画の中でもかなりの上位に入る暴れっぷりで衝撃です。すごくカロリーを使う映画なので、空腹厳禁!たんぱく質をとって映画館に観に来てください!」

花澤香菜

ランボーシリーズの最終章にかかわれたことを光栄に思います。私はガブリエラという、とても綺麗で心の優しい女の子の声を担当させていただきました

息をのむような激しい戦いが待っていますが、ランボーと彼女の微笑ましい関係性も今作の魅力の一つだと思いますので、楽しみにしていただけたらうれしいです!」

文/トライワーク

睨みをきかせた熱演で吹替えに挑んだ武田真治(上)とケンドーコバヤシ(下)/[c]2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.