女性にも「察してほしい」瞬間があるように、男性にも「察してほしい」瞬間があります。
世の中には「察してちゃんはやめろ」というアドバイスがあふれていますが、だからこそ「察してあげられること」はものすごく価値が高まります。
あなたが彼にとっての一番の存在になりたいなら、男性がどんなときに「察してほしい」と願い、なんて声をかけてもらえたら嬉しいのか、をお伝えしましょう。


イライラしている彼女には、理由を言ってほしい

彼女がイライラしているとき、彼は間違いなくあなたのイライラを「察して」、腫れ物を扱うような気持ちでいます。
こんなとき彼の頭の中には「俺が何か気に障るようなことを言ったのか?」とか「なんでこんなに機嫌が悪いんだ」とかいろんな思考が渦巻いています。
そんなとき彼女から「今日は〇〇の理由でイライラしちゃってるんだ」とか、「私もなんでかはわからないけどイライラしちゃってるの、雰囲気悪くしてごめんね」とか、一言あるだけでも「あ〜俺じゃないのか〜よかった〜!」と安心できます。
▼彼氏が原因でイラついている場合は?またイライラの原因が彼氏にある場合、そしてそれに彼氏が気づいていない場合、「彼氏が察してないことを察して」あげてください。
男性は「イラっとしたそのときに怒ってくれないと、怒られている理由がわからない」生き物です。できることならイラっとした瞬間に、「今の態度はちょっとイラっとしたよ」と言ってくれることが、何よりもの気遣いになるのです。


仕事が順調なときは「寂しい」より「がんばってるね」がほしい

男性の多くは(特に若く、自分の能力に失望していない時期は)恋人との時間よりも、仕事で結果を出すことを優先したくなる時期があります。
社内のちょっとしたプロジェクトを任せてもらえるようになった、副業で始めたビジネスが周り出した、などここぞ!というときに思いっきりエンジンを踏みたくなるのです。
そんなときは是非とも「察してあげて」いただきたい。
彼はあなたに興味がなくなったわけではないのです。むしろあなたに「すごいじゃん」「頑張ってるね」と一番に褒めてほしいのです。
そこで「最近時間を作ってくれないから寂しい」とか言われしまうと、「あぁこの子は俺の気持ちを汲んでくれないんだなぁ」と感じてしまうのです。


趣味の時間はそっとしておいてほしい

女性がネイルやメイクなどの美容によって自分のエネルギーが高まるように、男性は趣味の世界にどっぷり浸かることで自分のエネルギーを高めます。
それが人によっては飲み歩くことであったり、ゲームをやりまくることであったり、と様々です。
男性の趣味に対して、女性からすれば「できることなら一緒にやってみたい」と思うと思いますが、多くの場合「一人で(あるいは気の合う仲間で)やりたい」ことの方が多いのです。
「俺の好きなように振る舞える趣味」と、「彼女と一緒にやる趣味」は明らかに使う神経が違います。
ですからできれば聖域には近寄らず、彼の独自の世界を大事に、そっとしておいてあげてください。
彼女そっちのけで趣味に没頭し続けるのはさすがに怒ってもいいと思いますが、週に1回ぐらいはそのタイミングを作ることを許してあげてほしいのです。


「全てを共有」は難しいけど、相手を見て気遣うことはできる

人間はエスパーではないですから、相手の気持ちを100%察してあげることはできません。
そして「言わぬが花」「知らぬが仏」ということわざもあるように、「全てを共有すること」が必ずしも善とは限りません。
恋人同士だからと言って、察してちゃんをゼロにしろ、というのは無理な話です。
ただ、相手に察してくれ、と要求することは叶わなくても、お互いが相手を察してあげようとすれば、二人の関係はもっと良くなると思うんです。
まずはあなたから彼のことを察してあげてみてください。(川口 美樹/ライター)
(ハウコレ編集部)

彼女なら気づいてあげて!男の「察してほしい」瞬間あるある