11日から個人練習を再開させ、来週からは全員が一堂に会してのトレーニングへ移行

 スペイン2部ウエスカのFW岡崎慎司は、新天地に移籍した今季、チームトップの8ゴールを挙げている。すでにチームも活動を始め、リーガ・エスパニョーラ再開の時を待つ状況のなか、岡崎は「目標は10点を超えること。願わくば少なくとも5点を追加したい」と意気込んでいる。地元紙「エラルド」が報じた。

 岡崎は昨季限りで4年間所属したプレミアリーグレスターと契約が満了。2019年7月に一度はスペイン2部マラガとの契約が決まったが、クラブの財政事情もあって契約解除となり、9月に同じリーグのウエスカと延長オプション付きの1年契約を結んだ。

 リーグ戦26試合に出場してチームトップの8ゴールと好調を維持するなか、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断。岡崎は自身の公式SNSで自宅でもできるトレーニングメニューを日々更新していたが、「一人でいるというのは別物で、時にモチベーションを維持するのが難しかった」と吐露している。

 ウエスカは11日からトレーニングを再開させ、個人練習から現在は最大10人までのグループ練習の段階まで来ており、新たな気持ちで汗を流しているという。

「今、新しくプレシーズンをやっているようなものになっている。練習に戻った最初の週はハードだったけど、その後2週目、3週目と調子をつかんできている」

 岡崎によれば、「来週には全員が一緒に練習することができる」という。ウエスカは15勝5分11敗でリーグ4位。自動昇格圏である2位のサラゴサと勝ち点5差につけており、1部復帰も現実的な位置につけている。

「僕らは昇格を勝ち獲るモチベーションが高い。僕の目標は10点を超えること。今、自分は8点で、願わくば少なくとも5点を追加したい」

 日本が誇る侍ストライカーは、ウエスカが昇格を狙ううえで重要な役割を担うことになりそうだ。(Football ZONE web編集部)

ウエスカのFW岡崎慎司は11日から個人練習を再開【写真:SD Huesca】