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ノーハラスメントを目指して。

ウィキメディア財団は、Wikipediaウィキペディア)および関連するウィキメディアコミュニティでの「ハラスメントと無礼な言動」、つまり誹謗中傷に対処するべく、安全性とコンプライアンスの規範を見直すことになりました。

同財団はWikipedia及びその姉妹プロジェクトウィキメディア・コモンズ、ウィキブックスウィキソースなどを運営しています。ウィキメディア財団理事会は先週ユニバーサルな安全規範のアップデートを批准するとともに、「我々の共有する価値観に反し、我々のビジョンミッションに不利益」とみなされる行為を一掃する取り組みについて明らかにしました。

ハラスメントのない空間を作る

理事会は声明文の中で、もっと安全で誰もが平等であるインクルーシブな空間を作るためにはさらに多くのことができるし、そうするべきだと表明しています。

理事会は、人々が生産的に貢献できて前向きに議論できるような、誰でもよろこんで迎えられるハラスメントのない空間作りを十分に進められたとは思っていません。こういった問題の緊急性を認めて、理事会はウィキメディア財団にコミュニティと協力して状況をただちに改善するよう指示しました。これにはプロジェクトからハラスメント、有害や無礼な言動を排除して、インクルーシビティを促進して、尊重し合う会話を育み、参加者の被害を減らし、プロジェクトを虚偽情報と悪人から守り、プロジェクトの信頼を促進する持続可能な慣例とツールの開発が含まれるべきです。

現在、財団はウィキメディアコミュニティ内の有害な言動を見直す取り組みを進めています。これには、ルールに従わないユーザーに対して相応の措置を講じる、さかのぼって効力があるレビュープロセスを開発するためにコミュニティと協力する、すべてのウィキメディアコミュニティに当てはまる行動規範を開発する、個人の安全を優先する手順を開発するといったことが含まれます。理事会は今回の変更のきっかけとして特定の事件をあげませんでしたが、声明文の中ではコミュニティ内の嫌がらせに歯止めをかけるための「長年の尽力を形式化したもの」と述べています。

理事会は、財団が「すべての(ウィキメディア)運動からの適切なパートナー」と力を合わせてコミュニティのための新たなゴールに取り組み、「ウィキメディアコミュニティのすべてのメンバーが、ウィキメディアオープンネスとインクルーシビティという価値観に則る形で協力する」ことを奨励すると、声明文を締めくくっています。

Source: Wikimedia Foundation