2015年のコロンバス・クルー戦で相手GKの足にしがみついてイエローカードを食らう

 元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバは、イングランドの強豪チェルシーでエースとして活躍したのち、晩年はアメリカのMLSメジャーリーグサッカー)とUSL(ユナイテッドサッカーリーグ)でプレーした。米メディアは2015年に飛び出した相手GKへの衝撃の“プロレス技”に再びスポットライトを当てている。

 チェルシーで2度のプレミアリーグ得点王に輝き、リーグ優勝4回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝1回を経験したドログバ。2015年にMLSのモントリオール・インパクトに移籍して2シーズンでリーグ戦33試合21ゴールを記録した。

 今回、米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー番組「ESPN FC」公式インスタグラムが「ドログバ、一体君は何をしているんだ?」と取り上げたのは、2015年11月1日に行われたプレーオフ本拠地コロンバス・クルー戦(2-1)のワンシーンだ。

 2-1で迎えた後半42分、ドログバは相手GKスティーブクラークに猛然とプレッシャーをかけてスライディングタックル。足元をすくう形になり、2人でもつれた後、立ち上がろうとするクラークの右足を抱え込み、バランスを崩してピッチに倒れさせた。ドログバはこのプレーイエローカードを受けている。

 当時、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・リポート」はプロレスになぞらえて「WWEスタイル」と言及した一方、英メディア「JOE」は「ドログバが試合中に相手GKクラークの足をつかんだ時は、決してふざけているわけではなかった」と報じるなど、話題を呼んだ。

「ESPN FC」インスタグラムの投稿にも、「ジョークか?」「WWEの光景」「彼は噛みつこうとしている」など、“奇行”とも言えるドログバプレーは改めて驚きを呼んでいた。(Football ZONE web編集部)

モントリオール・インパクトでプレーしたFWディディエ・ドログバ【写真:Getty Images】