ロシア代表DFアレクサンダル・アニュコフ(37)が現役を引退した。同選手が所属するクリリヤ・ソヴェトフが28日に発表した。

2019年6月にゼニト・サンクトペテルブルクコーチングスタッフ入りが決定していたアニュコフは、現役最後のシーズンを生まれ故郷で過ごすため、昨夏に古巣クリリヤ・ソヴェトフへ1年間のレンタル移籍。今シーズンここまではリーグ戦18試合に出場していた。

現在新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でリーグが中断しているため、5月31日までとなってたレンタル契約をシーズン終了まで延長することも可能だったが、アニュコフはこのタイミングでの現役引退を決断し、ゼニトコーチとして復帰することになった。

2000年に故郷サマーラの地元クラブ、クリリヤ・ソヴェトフでプロキャリアをスタートしたアニュコフ。2005年にゼニトへ完全移籍すると、豊富な運動量と戦術眼、堅実さを武器に右サイドバックの主力に定着した。

ゼニトでは2007-08シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)制覇、通算5回のロシアプレミアリーグ制覇など、多くのタイトル獲得に貢献。公式戦通算では417試合に出場し、13ゴール28アシストの数字を残している。

また、2004年にデビューを飾ったロシア代表では通算77キャップを記録。ワールドカップ本大会出場はならずも、ユーロ2004から3大会連続でヨーロッパ最高の舞台を経験していた。

サムネイル画像