米ミネソタ州ミネアポリスで現地時間25日、アフリカ系アメリカ人が白人警察官に首を押さえつけられ死亡するという痛ましい事件が発生した。これを受け、多数のセレブ達がSNSで怒りの声をあげている。
ミネアポリス市内のスーパーマーケットにて、偽の20ドル札を使用しようとしたとして逮捕されたアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさん（46）。通報を受け現場に駆けつけた警察官により手錠をかけられたフロイドさんは、そのまま道路にうつ伏せにされ、首を警察官の膝で押さえつけられた。「息ができない」「お願いだ」「腹が痛い」「首が痛い」と懇願するも、居合わせた4人の警察官のうちフロイドさんを助けようとする者は誰一人としておらず、首を押さえつけていた白人警察官はおよそ8分もの間ひたすら無抵抗のフロイドさんを押さえつけ続けた。のちに救急車が駆けつけるも、フロイドさんは同日にそのまま息を引き取った。
白人警察官によるアフリカ系アメリカ人へのあからさまな人種差別と非人道的な暴力行為。死という最悪の結末を迎えたこのたびの事件について、ハリウッドセレブらの多くがそれぞれのSNS上で怒りのコメントを記している。
「これは最近見た中で一番不快で、胸が張り裂けそうなくらい悲しい動画。」
「アメリカから人種差別がなくなるまで、銃の所持を禁じるべき。」
「警察なんてクソ喰らえ！」
―マドンナ
「本当にもううんざりだよ。彼が亡くなり、僕は激しい怒りを覚えている。そして悲しみに包まれている。」
「人種差別は邪悪だ。僕達は声をあげる必要がある！」
―ジャスティン・ビーバー
「正義とは、ただ特定の警察官を逮捕することじゃない。こういう行為が許されている体制そのものを解体しなければ。」
―アリアナ・グランデ
「“安らかに眠って”って書くのはもう疲れたわ。黒人男性の皆さんが安らかに生きられる日が来ますように。」
―デミ・ロヴァート
「もううんざりだよ！ どうすればわかってくれる？ 内乱？ 新しい大統領？ それとも激しい暴動？ 本当にうんざりだ！ アメリカじゅうがうんざりしてるよ！」
「アメリカは“自由の地”なんかじゃない！」
―カーディ・B
「有色男性であることが、警察とのやりとりにおいて、どれほど“命取り”になるかを証明する証拠が、まだ必要かい？」
―ジェイミー・フォックス
「一体どうしてこんな悲劇がまた起こってしまったの？」
「ジョージ・フロイドは『息ができない』って言っていた。『首が痛い』『身体中が痛い』とも。」
「凶器は所持していなかった。 一体どうしてこんなことが???? なぜまた起きてしまったの???」
―リタ・ウィルソン
「これがアメリカで暮らす黒人の現実よ。」
「皆が平等に扱われる日が訪れない限り、アメリカが偉大な国になることはありえない!!!」
―ヴィオラ・デイヴィス
「この事件を友達や家族と話し合って。写真を見せて。彼の名前を声に出して言って。」
「もしあなたの愛する人が、“この種のニュースから目を背ける”特権を持っているとしたら、そんなクソみたいな特権はあなたが取り上げて。」
―ホールジー
ほかにもキム・カーダシアンやマンディ・ムーアがフロイドさんの似顔絵とともに「ジョージ・フロイドに正義を“＃JusticeforGeorgeFloyd”」とハッシュタグを添えているほか、クロエ・カーダシアンは「1つの国、2つの制度」と描かれたイラストをアップ、肌の色によってあからさまに扱われ方が違うアメリカの制度をInstagramストーリー上で皮肉っている。
画像は『Mandy Moore 2020年5月28日付Instagram「George Floyd was killed at the hands of 4 officers in Minneapolis on Monday.」』『Jamie Foxx 2020年5月28日付Instagram「 rest in power…」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部 c.emma）
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